先月15日、大阪市大正区の海に浮かぶ台船の上で女性の遺体が見つかった殺人事件で、警察は今月5日、現場付近の海で遺体で見つかっていた夫を殺人の疑いで書類送検しました。

殺人の疑いで書類送検されたのは大阪市港区のアルバイト、横関慶人容疑者(当時60)です。



横関容疑者は先月14日午後から15日午前までの間に、自宅で妻の真由美さん(当時53)の首を何らかの方法で締め付け、軽乗用車に乗せて「なみはや大橋」まで運んだうえ、抱え上げて欄干から台船の上に落下させて殺害した疑いが持たれています。

真由美さんは7月15日の朝に、大正区鶴町にある「なみはや大橋」の下の海に停泊していた資材などを載せる台船の上で、遺体で発見。薄緑色の寝間着姿で、両足を骨折していたほか、顔にうっ血があり、首の皮膚が変色していました。

司法解剖の結果、真由美さんの死因は当初ひものようなもので首を圧迫されたことによる「窒息」とされていましたが、横関容疑者が運転する軽乗用車のドライブレコーダーを調べたところ、真由美さんが橋から落とされる前は生存していた可能性があることが判明。改めて解剖した結果、高所から落下して頭を打ち、頭蓋骨を折ったことによる「高度脳挫滅」と分かったということです。

警察は、真由美さんと同居していた夫の横関容疑者と連絡が取れていないことから、何らかの事情を知っているとみて行方を捜査していましたが、事件から4日後の7月19日、現場付近の海域で遺体で発見されていました。

横関容疑者の死因は肋骨を多数折ったことによる「出血死」で、なみはや大橋から転落して自殺した可能性があるということです。

真由美さんの遺体が見つかった現場近くには、横関容疑者名義の黄色い軽乗用車が放置されていました。

警察が防犯カメラを調べたところ、横関容疑者が真由美さんを運び出し、なみはや大橋に向かう状況を確認したということです。

横関容疑者と真由美さんにはあわせて数百万円の借金があったということですが、警察が2人の関係者から話を聞いたところ、夫婦仲は良くてトラブルもなく、遺書も発見されていないことから、横関容疑者が真由美さんを殺害した動機については分からないということです。

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