東京商工リサーチによりますと、大阪府枚方市で産業廃棄物の中間処理や収集運搬を手がける「協和」が、9月30日に大阪地方裁判所へ破産を申請し、10月15日に破産手続き開始決定を受けたことが分かりました。

負債総額は、債権者50人に対し合わせて3億1805万円に上るということです。

リサイクル事業で成長も市況悪化が直撃

「協和」は、1987年10月に設立された企業です。

東京商工リサーチによりますと、同社は関連会社が開発した技術を活用し、生コン用の再生骨材やリサイクル生コンの運搬・販売事業を軸に展開していました。

公共工事や民間需要に支えられ、ピーク時の2002年9月期には売上高24億6314万円を計上していました。

許可更新トラブルと資金繰り悪化で断念

しかし、リーマン・ショック以降は工事の減少から受注が落ち込み、2009年9月期の売上高は7億8819万円にまで減少しました。

さらに、新型コロナウイルスの影響も重なって低迷が続くなか、2020年10月には共同事業先との間で産業廃棄物処分業の許可更新を巡るトラブルが発生したということです。

訴訟に発展した末に和解は成立したものの、許可の更新を受けられず、2024年9月期の売上高は1億8323万円、当期純損失4576万円にまで落ち込んでいたということです。

その後、マッサージ事業など別分野への事業転換を模索したものの業績は伸び悩み、資金繰りが急速に悪化したことから、事業継続を断念したということです。

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