LTPO2 OLED System LSI
[The Elec](https://www.thelec.kr/news/articleView.html?idxno=37192)が、Appleが2027年までに発売予定のiPhoneシリーズに、新たな低温多結晶酸化物(LTPO)薄膜トランジスタ(TFT)方式の有機発光ダイオード(OLED)を採用する方針を検討していることが明らかになったと伝えています。新たなLTPO OLEDの核心は、駆動TFTにも酸化物(オキシド)を採用するかどうかで、酸化物の割合が増えると、消費電力を低減できます。
LTPO TFTは、低温多結晶シリコン(LTPS)TFTを基盤とし、駆動(1個)またはスイッチング(6~7個)TFTの一部に対して酸化物方式を適用したものを指し、LTPOは、LTPS工程後に酸化物工程を経て製造されます。LTPS TFTは電子移動度が速いものの、電力消費が大きく、酸化物TFTは相対的に電子移動度が遅いものの、電力消費が少なくなり、LTPO TFTは低リフレッシュレート駆動時において電力消費を削減できます。