他の項目でシャープネスとノイズの関係性については触れていますが、ノイズを抑えようとするとシャープネスが失われ、シャープネスを上げるとノイズが目立ってくるというなかなか調整の加減が難しかったわけですが、それをたったワンクリックでいい感じにしてくれて、しかも満足のいくレベルでノイズ軽減の結果を出してくれるというのが今回の機能です。
ボタンをクリックするだけなので細かい説明は不要ですが、その方法を見ていきましょう。
■使用する機能「ノイズ除去」
目次【新機能】AIによる「ノイズ除去」の使用手順
以下の画像で[ノイズ除去]機能を検証してみます(図1)。
[ノイズ除去]の優れている点と注意点
何度もいいますが、シャープネスとノイズの関係性では、ノイズを抑えるとシャープネスが失われてしまい、再びシャープネスを上げるとノイズが出てくるというイタチごっこだったのに対して、この[ノイズ除去]はノイズだけにしか変化をおよぼさないため、シャープネスの度合いが全く変化していないというところがすごいです。ノイズだけに作用しているのか、ノイズ量の増減に伴い自動でシャープネスを適切に変更して変化しないように保っているのかわかりませんが、とにかく画期的ですよね。高ISO感度ノイズ、多重露光・長時間露光ノイズ、古いデジタルカメラなどの技術的にノイズ補正機能が発達していない頃の画像にも使える優れた機能です。
一つだけ残念なのは、RAWデータにのみ使える機能であってJPG画像には使えませんので、RAWデータでの撮影をお勧めします。
なお、[ノイズ除去]適用後は、自動的に新しいDNGファイルとして、元の画像があったフォルダ内に別名保存されます。
撮影環境の異なる他の写真でも検証
他の画像でも試してみました。元画像(図10。撮影データ : Canon EOS-5D / EF50mm / f.13 / 1/60 / ISO3200)、ノイズ除去後(図11)、適用前後を拡大した比較図(図12)。拡大しないとわかりにくいですが、ノイズ除去後の画像は細かい粒子が消えていることがわかります。
■総評
撮影の基本はなるべくノイズを発生させず、適切な環境で撮るに越したことはありませんが、決定的瞬間はいつやってくるかもわからず、夜間や室内の撮影、激しい動きのあるスポーツなどではシャッタースピードを上げなくてはならず、特に屋内環境ではISO感度を上げる必要があります。
そこには昔からずっとノイズとの戦いがありましたが、この機能の登場によって、いよいよ終止符が打たれるかもしれません。
以上、Lightroomの新機能、AI機能を使ってワンクリックで高精度のノイズ除去ができる「ノイズ除去」機能の使い方の解説でした。
●構成:編集部 ●構成+制作+写真:谷本夏[studio track72] ●編集:編集部











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