~由来や歴史、開発経緯など~
「隷書E1」について
モリサワの歴史の中でも、最初期から親しまれている隷書体の1つが隷書E1です。デジタルフォント化の際に、より滑らかな線質で使いやすい太さのデザインへと整理されています。骨格が正方形をベースとしており、それぞれの文字が大きめに設計されているため、印章などの用途にも広く用いられてきたフォントです。~書体の特徴からポイント、使われ方まで~
「隷書E1」の特徴
隷書E1のデザインでは、隷書ならではの角ばった見え方とともに、繊細な筆の動きも表現されています。そのため、ややクセのある印象を与えたい場合には特に便利です。古さと新しさが両立されているような独特なフォントと言えるでしょう。印章に使いやすいことはもちろん、ひらがなに流れがあって読みやすいため、見出しなどにも活用できるフォントです。ややミステリアスな雰囲気も演出しやすく、古美術や宝石に関するデザインでも重宝されます。
~書体の活かし方やプロの視点~
制作デザイナーの解説コメント
隷書E1は、上品さ、高級感、安定感、伝統、老舗感、和風の雰囲気の表現に大変有効で、個人的にも使用頻度が高いフォントです。作例では、文字を徹底して木と馴染ませました。フォントは平面的なものですが、サインとして使う場合には、ベベル加工やラウンド加工などの立体的な処理との組み合わせが効果的です。作例のポイントと拡大

~書体スペックや収録製品~
「隷書E1」の書体情報


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