~由来や歴史、開発経緯など~
「光朝」について
光朝は、日本を代表するグラフィックデザイナー・田中一光氏(1930~2002年)が書きためた文字をもとに、モリサワでデジタルフォント化されました。欧文書体のBodoniとの相性を考慮し、モダンな造形が追求されています。格式が高く、洗練されたシーンでの利用を想定して開発されたフォントです。~書体の特徴からポイント、使われ方まで~
「光朝」の特徴
横画が極限まで細く、太くて力強い縦画の部分とのコントラストの高さが特徴的なフォントです。漢字の三角形のウロコもシャープで、洗練された印象が高められています。タイポグラフィ的な「文字で見せる」といった表現が可能なフォントで、堂々とした佇まいです。光朝は見出しによく使われるフォントで、大きなサイズでの使用に適しています。格調の高さを感じさせたい媒体に効果的で、タイトルやポスターなどに使いやすいフォントになります。見出しで映えるフォントのひとつです。
~書体の活かし方やプロの視点~
制作デザイナーの解説コメント
作例は現代アートの巨匠の生涯を描いた書籍なので、品格・洗練といったイメージの表現ができる光朝を採用しました。作中に含まれる「河」や「涯」のさんずい、「凌」や「次」のにすいの力強さも特徴的なデザインです。作例のポイント拡大

~書体スペックや収録製品~
「光朝」の書体情報


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