~由来や歴史、開発経緯など~
「くれたけ銘石」について
くれたけ銘石は、漢字書体の銘石と、和字(かな)書体のくれたけを組み合わせたゴシック体として2020年に登場しました。銘石は中国南京市の郊外で出土した晋代の墓誌銘「王興之墓誌」から復刻した漢字書体です。くれたけは森川龍文堂の活字見本帖「活版総覧」から復刻されています。~書体の特徴からポイント、使われ方まで~
「くれたけ銘石」の特徴
隷書体をベースとしながら彫刻の味わいが加わった書風が特徴です。手書きの味を残したオールドスタイルのゴシック体であるため、ノスタルジックな雰囲気と素朴な魅力を備えています。漢字では点のエレメントが三角形に近い形になっているなど、非常に独特なデザインです。和字(かな)は全体的にはすっきりと読みやすい印象ではありながら、癖の強い形の文字も多く見られます。独特な個性を放つフォントの1つです。
~書体の活かし方やプロの視点~
制作デザイナーの解説コメント
特に漢字のデザインが気に入っています。手作り感や無骨な印象もありますね。クラフト感のあるイメージで、使いこなしたいなと思わせる魅力的なフォントです。ちょっとした本文組みなどに使っても面白い印象に仕上がるのではないかと思います。作例のポイント拡大

~書体スペックや収録製品~
「くれたけ銘石」の書体情報


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