~由来や歴史、開発経緯など~
「解ミン 宙」について
「解ミン」は明朝体に隷書の筆法を取り入れた漢字を採用しているシリーズです。かな文字の違いによって「宙」と「月」があり、2013年に登場してから、さまざまな場面で活用されてきました。中国・台湾に関するイメージの箇所でも使われることが多いデザインフォントです。~書体の特徴からポイント、使われ方まで~
「解ミン 宙」の特徴
明朝体の表情に隷書らしさを混ぜるため、右払いの部分が三角形状でうねるような「波磔(はたく)」のスタイルが取り入れられています。ウロコや画線には丸みがあり、レトロモダンで穏やかな印象です。オールドスタイルの明朝体では堅さが気になるときに、代替案として特に役立ちます。かな文字は、抑揚を抑えた「月」とは大きく異なり、「宙」では活字時代の筆の運びが強く感じられます。ふくよかな肉付きで、優雅な佇まいを表現しやすいフォントです。
~書体の活かし方やプロの視点~
制作デザイナーの解説コメント
リリース以来ずっと愛用している書体で、このフォントにしかない声色(性格)がある名作フォントです。和モダンなイメージを出したい時にも、いつも有力な候補になっています。厚みのあるラインがやわらかく、遠方からの可読性が高いこともポイントです。作例のポイント拡大

~書体スペックや収録製品~
「解ミン 宙」の書体情報


一覧に戻る
