【游築見出し明朝体 作例】博物館の展覧会ポスター目次

~由来や歴史、開発経緯など~             
「游築見出し明朝体」について

游築見出し明朝体は、大正時代の東京築地活版製造所36ポイント明朝活字をベースとして開発されたフォントです。見出し用の書体として大きなサイズでも使えるように、文字の形そのものに魅力を持たせることを重視して設計されています。元の文字を最大限に生かし、太さや字面や傾きなどの個性もあえて残しながらフォント化されました。


~書体の特徴からポイント、使われ方まで~             
「游築見出し明朝体」の特徴

書籍のタイトルや見出しなどに適しています。明朝体の中でも横画がかなり細めにデザインされているのは、大きな級数で太く見えないようにするための処理です。ハライの先端もやや細めで、全体的にふところは狭めに絞られています。

特徴的な仕様として、英数字は収録されていません。これは、積極的に混植を行うデザイナーたちの志向を汲んだためです。また、別途に異体字のみを搭載した游築見出し明朝体 Altというフォントが用意されています。

~書体の活かし方やプロの視点~             
制作デザイナーの解説コメント

フォント名に「見出し」と付いていますが、今回の作例程度のサイズ感であれば、見出し以外にも問題なく使って良いと思います。長文を組むには不向きかもしれません。大きめのサイズの文字を、キツメに組んであげると特に映えるフォントですね。

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伝統的なフォントで展覧会のタイトルを映えさせる! 金属活字に由来する「游築見出し明朝体」
●書体名:「游築見出し明朝体」●書体の分類:「明朝体」●カテゴリ:「レトロ」「派手」よく使われるシーン書籍、雑誌、看板、ポスター

~書体スペックや収録製品~             
「游築見出し明朝体」の書体情報

伝統的なフォントで展覧会のタイトルを映えさせる! 金属活字に由来する「游築見出し明朝体」
【游築見出し明朝体】書体見本
伝統的なフォントで展覧会のタイトルを映えさせる! 金属活字に由来する「游築見出し明朝体」
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伝統的なフォントで展覧会のタイトルを映えさせる! 金属活字に由来する「游築見出し明朝体」
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