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身体のバランスを平衡に!体幹部を鍛えるための気功
瀬尾 “気”の考え方には、健康の基本条件として「陰陽(冷やす力と温める力)のバランスの平衡が保たれている」というものがあります。身体が、季節の変化による暑さや寒さに対して、柔軟に対応し、なおかつ軸がしっかりしているので倒れない。つまり、自転車に乗って走っているときのような「動的平衡」のイメージです。夏や冬などの気温や湿度が変化しているときは、自転車で走っている地面が傾いているような状態。それでも倒れることなく、平衡を維持できる身体が健康だと言えます。そこで、身体のバランスを担う体幹部を鍛える気功「馬歩站樁(ばほたんとう)」をレクチャーします。いわゆるスクワットの動作で、腿の内側や裏側の筋肉にも力が入っていることを意識しましょう。膝が外に向いてしまうと大腿の筋肉の外側にしか効かないので、足は平行にするのがポイントです。
スクワットのような動作の「馬歩站樁(ばほたんとう)」
◾️体幹を鍛える気功「馬歩站樁」【ポイント】足の開き方
肩幅の1.5倍程度に足を開く。足先は開かず、両足を平行にする


腰を後ろに引き、骨盤を立て腰を落とす。
このとき、膝が爪先を超えないようにするのがポイント


同時に腰の位置にある腕を前に伸ばし、
手首が外側になるよう手のひらを開いて押すような動作を行う


最後は腰を落とした状態で30秒キープする

