そこで今回注目してみたのが、フォントワークス株式会社が提供している「AI JIMOJI」サービス。同社がWeb上で「実験仮想都市」として運営している「MOJICITY」内のコンテンツの1つで、無料で利用することができる。
AIによる画像や文章の自動生成が盛り上がりを見せる近年。「書体」の分野にもAIが活用する日は近いのだろうか? 実際に「AI MOJIMO」を試してみて、その性能や使い心地を探ってみた。
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「AI JIMOJI」のWebページを開くと、シンプルな入力画面が現れる。操作は非常に簡単で、枠に合わせて1つずつ文字を手書きしていけばOKだ。「この文字は上手に書けていない」と気に入らなかった場合には「書きなおす」ボタンをタップ。46文字の枠を全て埋め、進捗状況が「100%」と表示されたら「送信する」ボタンを押す。
あまりにも速すぎて驚いたため、再び同じ作業を繰り返して今度は時間を計測。「フォントを生成する」ボタンを押してから完成後のフォントが届くまでの時間は、わずか40秒ほどであった。もちろん環境・条件によっても速度に違いは出るのだろうが、このテスト結果には驚愕。「気軽に試してみやすいサービス」という印象がさらに強まった。
完成後に届くフォントのデータには、自分では手書きしていないカタカナや数字、アルファベットまで自動的に追加されている。通常のフォントと同様にパソコンにインストールして利用でき、文字サイズの変更なども自由自在。残念ながら漢字には非対応だが、さらに開発が進めば、いずれは漢字まで自動生成できる未来がやってくるかもしれない。
自分では書いていないカタカナなども補完されている1つ気になったのが、「極端なクセ字はどこまで反映されるのか」ということ。
筆者が自分のクセを残したまま「が」を手書きすると本来は右のようになる現時点では「AI JIMOJI」は実験的に展開されているプロトタイプ版のサービスということもあり、このあたりは今後の進化も見守りたいところ。AIの特性上、さらに学習データが蓄積されればまた挙動が変化することもあるだろう。当然ながら「AIだからといって何もかもが完璧ではない」という教訓にもなる事象であった。
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いずれにせよ、本サービスがかなり便利で、未来への大きな期待を感じさせる技術であることは間違いなし。自分の筆跡のオリジナルフォントがあれば、気持ちを伝えるメッセージを簡単に書きやすく、バリエーションも作りやすく、修正もしやすい。興味を持った読者は、ぜひ試してみると良いだろう。
URL:https://mojicity.jp/
2023/05/30











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