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佐藤さんがリソグラフに挑戦。ICHOに願いを込めて!?
猪飼 では、リソグラフを始めましょうか。まず、版をつくるための原稿を制作していただきます。
佐藤 はい。原稿を制作するにあたって、気をつけることはありますか?
猪飼 今日は、版ごとにインキの色を選んで多色刷りを楽しんでいただこうと思っているのですが、色同士は透過して重なって混色します。つまり、黄色の版と青い版が重なると緑になるということです。ただ、原稿は白黒で描いていただくので、頭の中で色の重なりのイメージを持っていただくことがポイントですね。ここからはスタッフの内間さんがお手伝いします。
佐藤 テンプレートはいろいろな形や模様があって、楽しくて迷ってしまいます。あ、この人型のシルエットおもしろい。そうだ、これを使って“胃腸の魔神”を作ることにします! 私は胃腸があまり強くないので、調子を整えてくれるように想いを込めて作ってみたいなぁと、今思いつきました。
佐藤 たくさん色がありますから、色の重なりを想像するのは難しいですね。混乱してしまいます……。
内間 慣れている人にとっても、多色の混色を考えることはとても難易度の高い作業です。まずは2色だけ印刷して、それを見てから3色目以降を考えてみましょうか。あ、そうこうしているうちに原稿ができあがりましたね。
内間 いろんな素材を使ってくださって、楽しい雰囲気が伝わってきます。それにマーカーの太い線や鉛筆の細い線、テンプレートのグラデーションなど、表情がそれぞれ異なっていて、仕上がりがとても楽しみです。
リソグラフの魅力はインキの発色と混色。透け感も美しい
佐藤 とても悩ましいのですが、1版目の文字は蛍光ピンク、2版目のシルエットは蛍光黄色にしたいと思います。
佐藤 わぁ、発色がとてもきれい! それにグラデーションの濃淡がしっかりと出ているし、鉛筆で書いた細い線や手書きの“もしゃもしゃ感”も表現できていて、すごく面白いです。
内間 スキャン濃度を変えることで版の穴の大きさが変更できるので、グラデーションや細い線もきちんと表現できるんです。次に3版目を印刷しますが、1、2版目をご覧になって、色のアイディアは浮かびましたか……?
内間 いいですね。ではドラムを緑に変えて……。製版時に設定できる網点(ドット表現のこと)の大きさを変更してみても面白いと思いますので、やってみますね。どうでしょう。
佐藤 黄色のボディに丸い緑が、まるでアボカドの魔神みたい(笑)。頭の中の想像とは違ったけれど、なんだかかわいいです。編点を変更したことで、ピンクのグラデーションの表現とは違う表情が加わって面白いですね。
内間 網点だけでなく、使用する紙の種類や色変更したりと、リソグラフでできる表現の可能性は無限大です。トンボに沿って紙を裁断したら完成ですよ。素敵なものができましたね。
猪飼 色の重なりは頭を悩ませる部分でもあり、リソグラフの大きな魅力なんです。今日体験していただいてイメージが掴めたと思いますので、ぜひ今度は作品作りにも挑戦してみてくださいね。
PRINT + PLANT / SHOP DATA
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