Macの定番メンテツール最新版「TechTool Pro 18」登場、最新macOS対応とフルテストの自動化など新機能を搭載

株式会社アクト・ツーは7月31日、Macの定番メンテナンスツールTechTool Proの最新バージョン「TechTool Pro 18」の販売を開始した。新バージョンでは最新のmacOSに対応するだけでなく、新機能の追加とユーザーエクスペリエンスの向上に注力している。

TechTool Proは、20年以上にわたりMac向けの自己診断・修復のデファクトスタンダードとして、愛用されてきた。新バージョンとなるTechTool Pro 18では、利用しやすさに注力した新機能が搭載されており、フルテストの自動化が可能になるスケジューリング機能、Macのセキュリティ脆弱性を確認できるセキュリティチェックツール、最新macOSへの完全対応といった改良が施されている。

スケジューリング機能では、全項目診断をスケジュールできるため、ユーザーのスケジュールに合わせて総合診断を実行させることが可能となった。Macの健康状態を継続的に管理し、定期的な診断テストとシステムチェックをスケジュールすることができる。マシンを使わないタイミングでフルテストを行い、潜在的な問題を事前に特定し解決できる。

新たに追加されたセキュリティチェックツールでは、Macのセキュリティ脆弱性を確認できる。重要度に応じて問題をランク付けするだけでなく、対処方法も提示される。macOSのセキュリティ設定を幅広く評価し、脆弱性を特定、データを潜在的な脅威から保護するための選択が行える。

TechTool Pro 18 スケジューリング TechTool Pro 18 セキュリティ最新のmacOS 13.4.1を完全にサポートしているが、App Storeで販売されていないため心配する意見もあるかもしれないが、TechTool Proのような総合システムユーティリティはOSの診断は非常にデリケートな処理を要求するので基本的にApp Storeで販売することができない。また、システムツールが最新OSに追いつくためには開発作業が膨大になるため、最新版のmacOSに対応している点は企業努力と評価できるだろう。

TechTool Pro 18 最新macOSへの最適化また、特に注目すべきは、バージョン17から搭載されているTechTool Monitorの存在である。TechTool Monitorはバックグラウンドで動作し、接続されているすべてのストレージデバイスの状態とスナップショットを任意の間隔で撮り続けられる。いつでも接続されている全てのストレージデバイスの状態確認と、不測のアクシデントからの回復を可能にしている。

回復ができるTechTool Monitorさらに、「テストメニュー」と「ツールメニュー」の構成を見直し、より使いやすく、効率的な操作を可能にしている。必要とする機能をすばやく見つけ、適用することをしやすいデザイン設計となった。TechTool Pro 18は今回の改良と新機能により信頼性と利便性を高め、Macのメンテナンスツールとしての地位をさらに固めていくと言えそうだ。

TechTool Pro 18 テストメニュー なおシングルライセンスの価格は26,400円（以下、税込）だが、既存のユーザーであればアップグレード価格として13,200円（旧バージョンは問わず）で提供される。複数のライセンスが必要なビジネスユーザーに対しては、追加ライセンス2台用が13,200円、10ライセンスビジネスパックが44,658円で提供されている。 

定期的なアップデートを希望する利用者に向けたサブスクリプションプランも提供されている。ユーザライセンスの価格は1件で年間13,852円、3件で年間18,472円、10件で年間27,712円となっている。法人や個人を問わず、Mac利用者であれば契約しやすいよう様々なライセンスに対応している。

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2023/08/02