2023年8月18日(金)に「NEO新宿アツシ」(東京都新宿区新宿3-3-7 三慶ビル 4F)がグランドオープンした。アニメや映画のSF作品に登場する荒廃した世界の店をイメージしたレストラン&BAR。
店内は鮮やかなネオンライトに照らされており、3Dフードプリンタや水耕栽培設備も常設されていて、“未来のレストランの姿”を体験できる。

未来のレストランの姿? サイバーパンクのデザインの参考にもなりそうな「NEO新宿アツシ」
店内イメージ
未来のレストランの姿? サイバーパンクのデザインの参考にもなりそうな「NEO新宿アツシ」
 この店舗で表現されているのは、サイバーパンクな世界観。サイバーパンクという用語は1980年代から使われており、近未来を感じさせる雰囲気でデザインのジャンルとしても人気が高い。今回オープンした「NEO新宿アツシ」では、内装はもちろんさまざまな工夫を盛り込むことによって、まるで別次元に入り込んだかのような時間を提供する。

たとえば、チーズバーガーは真空パック詰めにしてレトルト化したものを提供。レトルト食品を製造する専用の釜によって高温・高圧で調理されており、長期にわたる常温保存に対応している。レンジで温めるだけで、バンズやパティがしっとりとした質感となって見慣れたチーズバーガーが完成。そこに合わせるマッシュポテトも、同様に真空パック詰めのレトルトで用意されている。

未来のレストランの姿? サイバーパンクのデザインの参考にもなりそうな「NEO新宿アツシ」
真空パック詰めのチーズバーガーそのほかにドリンクメニューでは、タツノオトシゴや冬虫夏草やハブや蜂を漬け込んだ「秘伝のつけ酒」、自家製の“生”の炭酸で作る「生フレッシュフルーツジュース」などを提供。この“生”の炭酸というのは、ガスボンベから二酸化炭素を直接注入した出来立ての炭酸のことを示す。

フルーツは皮ごと絞った旬のもの。グラスではなく、ドリングバックに入れて提供されることでも、さらにサイバーパンクな雰囲気が強調されている。
また、ドリンク類にChatGPTが考案したメニューが含まれていることでも近未来らしさが増している。

未来のレストランの姿? サイバーパンクのデザインの参考にもなりそうな「NEO新宿アツシ」
ChatGPT考案のドリンクメニューもある定休日はなく、営業時間はランチが12:00~17:00で、ディナーが18:00~20:00。店内には、カウンター9席、ボックス10席、ロフト(半個室)10名分のキャパシティがある。8月24日(木)までは、オープニングキャンペーンを実施中。3Dフードプリンタで作られたデザートがプレゼントされる。

未来のレストランの姿? サイバーパンクのデザインの参考にもなりそうな「NEO新宿アツシ」
店内イメージ
未来のレストランの姿? サイバーパンクのデザインの参考にもなりそうな「NEO新宿アツシ」
 また、「食べログ」の「NEO新宿アツシ」のページでは「サイバーパンクのコスプレで来店した客にはドリンク1杯サービス」という内容のクーポンも提供されている。これもまた面白い試みだ。クーポンの有効期限は2023年8月31日(木)までで、ネット予約での利用の場合は来店日まで有効とされている。

サイバーパンクのデザインは個性が強く、そのテイストのデザインを求められたときに、実際にどのようなものかを知らないと上手に仕上げることは難しい。今回の店舗のように、コンセプトが明確に定められた店や商品、サービスなどに触れておくことは、自分の中でのデザインのストックを広げて“対応力”を鍛えるためにも役立つだろう。

亜細亜TokyoWorld株式会社/NEO新宿アツシ
URL:https://asia-tokyo-world.com/

2023/08/21

未来のレストランの姿? サイバーパンクのデザインの参考にもなりそうな「NEO新宿アツシ」
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