Photoshopでストライプの影がついたおしゃれなロゴを作る方法を紹介します。
*本連載はPhotoshopで作る定番グラフィックの制作工程を、一から手順通りに解説するHow to記事です。
■使用する機能「横書き文字ツール」「ハーフトーンパターン」「マジック消しゴムツール」「境界線」「カラーオーバーレイ」「移動ツール」
目次
1.ロゴのベースとなる文字を配置する
まずは新規ファイルを[幅:1200ピクセル]、[高さ:800ピクセル]、[解像度:350ピクセル/インチ]で作成したら、横書き文字ツールで元になる文字(ここでは「FASHION SNAPS 2024」)を入力して文字パネルでフォントやフォントサイズを設定する
(図1)。
図1続いてオプションバーまたは文字パネルのカラーボックスをクリックして
(図2)、カラーピッカーを表示し、任意の色(ここでは16進数カラーコード[#3e8372]の緑)に変更する
(図3)(図4)。
図2。図はオプションバー。赤枠部分がカラーボックス。ここをクリックするとカラーピッカーが表示される
図3。カラーピッカーで文字の色を設定する。ここでは16進数カラーコード[#3e8372]の緑に設定した
図4
2. 元の文字を加工してストライプ状にする
文字をストライプ状に加工する。レイヤーパネルで文字のレイヤーを前面に複製したら、複製した方のレイヤーを選択して、レイヤーメニュー→“ラスタライズ”→“テキスト”を実行
(図5)。
図5。この時点のレイヤーの状態。テキストレイヤーをラスタライズして通常の画像のレイヤーに変換する[描画色]を黒、[背景色]を白にしたあと、フィルターメニュー→“フィルターギャラリー...”を選び、[スケッチ]の[ハーフトーン]を、[サイズ:1]、[コントラスト:50]、[パターンタイプ:線]で適用する
(図6)(図7)。これでストライプ状の文字ができる。
図6。
[スケッチ]の[ハーフトーン]を、[サイズ:1]、[コントラスト:50]、[パターンタイプ:線]に設定する
図7続いてレイヤーパネルで背景レイヤーと元の文字のレイヤーを非表示にしたら、マジック消しゴムツールでストライプ状の文字の白い部分をクリックして削除する
(図8)(図9)。
図8
図9。この時点のレイヤーの状態。背景レイヤーと元の文字のレイヤーを非表示にしておく
3.文字にストライプ状の影をつけてロゴを仕上げる
ロゴを仕上げていく。レイヤーパネルで、先ほど非表示にした背景レイヤーと元の文字のレイヤーを表示させたら
(図10)、ストライプ状の文字のレイヤーをドラッグして元の文字の背面に移動させる
(図11)。
図10
図11。ストライプ状にした文字を元の文字の背面に移動したため、元の文字に隠れて見えなくなるレイヤーパネルで元の文字のレイヤーを選択したら、レイヤーメニュー→“レイヤースタイル”→“境界線...”を選び、[サイズ:1px]、[位置:外側]、[描画モード:通常]、[不透明度:100%]、[塗りつぶしタイプ:カラー]、[カラー:黒]で適用する
(図12)(図13)。
図12。レイヤースタイルの[境界線]を[サイズ:1px]、[位置:外側]、[描画モード:通常]、[不透明度:100%]、[塗りつぶしタイプ:カラー]、[カラー:黒]に設定する
図13再びレイヤーパネルで元の文字のレイヤーを非表示にしたあと、ストライプ状に加工した方のレイヤーを選択して、レイヤーメニュー→“レイヤースタイル”→“境界線...”を選び、[サイズ:1px]、[位置:外側]、[描画モード:通常]、[不透明度:100%]、[塗りつぶしタイプ:カラー]、[カラー:黒]に設定
(図14)。
図14。レイヤースタイルの[境界線]を[サイズ:1px]、[位置:外側]、[描画モード:通常]、[不透明度:100%]、[塗りつぶしタイプ:カラー]、[カラー:黒]に設定するさらにレイヤースタイルの[カラーオーバーレイ]を、[描画モード:通常]、[オーバーレイのカラー]をベージュ(ここでは16進数カラーコード[#e6c0a3])、[不透明度:100%]に設定して適用する
(図15)(図16)。
図15。
レイヤースタイルの[カラーオーバーレイ]を、[描画モード:通常]、[オーバーレイのカラー]をベージュ(ここでは16進数カラーコード[#e6c0a3])、[不透明度:100%]に設定する
図16移動ツールでこのストライプ状の文字を右方向に少しずらし、レイヤーパネルで元の文字のレイヤーを表示させれば完成
(図17)。
図17以上、Photoshopでストライプの影がついたおしゃれなロゴを作る方法でした。