目次
反省部屋に送られたとネットで話題
X(Twitter)の名前を変更しようとしたところ、ロボットではなく人間が操作しているか確認するための認証が求められると投稿したユーザーの声が注目されています。認証作業はスパム対策として役に立つものの、Xが出題する問題は難しすぎるようです。6枚のロープの画像が表示され、1本のロープで構成されているものがどれか当てるというもので、簡単に見分けることができずかなり高い難易度です。さらに1問だけで終わらず、20問同じ内容を繰り返し回答しなくてはいけないという内容で、かなりの苦行であることがわかります。
アカウント認証を実際に試してみた
ここからは実際に“反省部屋”へ送られてしまうのか試してみます。まずはXの「設定」にアクセスして、ユーザー名を変更してみます。普段からユーザー名を変更する機会がないためか、変えようとしたところすぐに「アカウントを認証する」というページに飛ばされてしまいました。「あなたが実在の人物であることを確認する必要があります」と記載があり、いわゆるロボットによる操作を行っていないか確認するための工程のようです。さっそく「認証する」というボタンを押して、認証作業を開始していきます。難問が出題されて出られなくなったらどうしようかと緊張します。
1問目は「同一の物体が2つ表示されているマスを1つ選んでください」という確認作業です。6個の画像が表示されていて、それぞれの画像の中に白いイラストが2つ表示されています。どうやらこのイラストが同じ模様になっている画像をクリックすると正解のようです。よく見ないとわからないものの、そこまで難易度は高くなさそうです。

難易度はあまり高くなかったので拍子抜けしてしまったため、もう一度認証作業を試してみました。わざと間違った画像を選択して、問題の難易度が変わらないか確認してみます。
すると「ちょっと違います」と遠慮がちな表現で間違いを指摘されるものの、問題の種類が変わることはありませんでした。残念かどうかはわかりませんが、高難易度の認証作業に出くわすことができない場合もあるようです。


再生ボタンを押すと合成音声のような声で「1番目」という声が聞こえ、続いて効果音が流れます。使われている効果音は毎回異なっているようで、ドラムセットの音や音楽、滝の音、お湯が沸く音などが確認できました。
選択肢は全部で3つあり、正解となる番号を入力してエンターキーを押すと認証作業が完了します。画像選択と同様にこちらも1問だけで完了しました。

X公式アカウントからは説明なし
難問すぎる認証についてXの公式アカウントやイーロン・マスク氏からの説明は発表されていません。ヘルプセンターには「ロックまたは制限されたアカウントに関するヘルプ」というページが用意されていますが、こちらでも同様に問題内容についての言及はありません。クイズを楽しみたい場面では盛り上がりそうですが、販促などの宣伝のために早くユーザー名を変更したい場面などではとてもわずらわしい設計とも言えます。イベントに合わせてアカウントの名称を変更する人は少なくないはず。宣伝活動としてXを活用するクリエイターからすると、今後もこの問題が採用されるのかどうか心配になるところです。
X
URL:https://twitter.com/
2023/08/25
