こんにちはこんばんは、@kgsiことこぎそです。早速ですが「プロダクトデザイナーは語りたい! ~小木曽槙一のライフハック「デザインのしゃべり場」~ 」の2回目です。
今年もあと3ヶ月で終わりって誰が信じるんでしょうか? 時間の流れも早すぎるし、記事の締め切りも早すぎますね! 締切に向けてヒーヒー言いながらこの記事は生まれています。
さて、今回のテーマはズバリ「デザイン系イベント」です。これまで何度も参加したことがあり、もはや常連の方も、あまり参加したことがないという方も、知ってるようで実はよく知らない「デザイナー向けのイベント」について掘り下げて語ろうと思います。
Topics
*採用支援会社のイベント
1つ目。まず開催数や規模が大きめなのは、採用支援会社主催のイベントでしょう。デザイン系に強い採用会社としては「ReDesigner」や「ViViViT」などが挙げられます。これらの採用支援に特化した企業は、顧客のデザイナー採用を成功させることが売上に直結するので、イベント開催にかける費用も大きいです。そのため「RedDesigner」の新卒採用イベントやデザナレ展などは、宣伝費も会場も大規模かつ定期的に開催しています。
*各企業イベント
2つ目としては、各企業イベントも多く見かけると思います。各企業でやっているイベントは多種多様でゴール設計もさまざまです。ちなみにポピュラーなものとしては採用狙いが一番多いでしょう。
「Mercari」「Goodpatch」「SmartHR」などは多くのデザイナー向けイベントを開催しています。
一方で自社のビジネスの加速を目的としてイベントを開催している企業もあり、「NIJIBOX」や「ポップインサイト」、社団法人化した「DesignShip」などが対象にあたります。
*独立系のイベント
3つ目。これは企業主催や営利目的ではなく、個人主催でやっているイベントなどが該当します。多くは採用目的というよりはリスキリングや、業界交流を発生させる狙いで行ってるケースが多いです。母数がエンジニア界隈は昔からこのような動きが活発でしたが、デザイナー向けのイベントは少ない印象でした。
しかし、デザイン組織の課題が複雑化したりデザイナーキャリアの多様性が生まれた現在では、個人開催も含めて多様なイベントが開催されています。
独立系は観測する限りでは自然発生的に行われています。デジタルデザイナー界隈はX(旧Twitter)を使っていることが多く、準備にあまりコストを掛けないで参加者を募集しています。コロナ明けの現在、散発的に交流会や飲み会が開催されています。もし気になる人は自分がブックマークしているよくイベントを開催している人のウォッチリストを登録しておくと良いでしょう。
デザイナ界隈でイベントを主催している方々@kgsi | Xのリスト
大切なので叫びましたが、あくまで個人的な主観も入った上で以下のようなモチベーションで参加しています。これはデザイン界隈に限ったことではなく、どの界隈にも同じようなことが言えるかと思います。
*ネットワーキング
同じ業界のプロフェッショナルや熱心な関心や情熱を持っている人と出会う絶好の機会です。多くのデザイナーは、新しい人と知り合ったり、既存の関係を深めるためにこれらのイベントに参加します。 また、ネットワーキングを通じて新しい仕事、イベントへの参加の誘いや交流の機会が生まれる可能性があります。
*情報交換
業界は日々進化しており、新しいトレンドや技術、ツールが次々と登場しています。デザインイベントは、最新の情報や知識を共有し合う場としても非常に価値があります。セミナーやワークショップ、パネルディスカッションなどを通じて、自分のスキルや知識をアップデートしたり、学習のモチベーションを向上できます。
*転職
特に採用をゴールとしたイベントでは、直接的に転職につながる機会は多いでしょう。主催の企業やリクルーターは、才能あるデザイナーを探すために、これらのイベントを開催したり参加しています。採用面接のような肩に力が入るような形式でなく、自然な形での情報交換や社内の様子をうかがうことができ、新しいキャリアの機会を見つけるきっかけになることもあります。
** Spectrum Tokyo Fest 2023 **
公式サイトより引用:Spectrum Tokyo Design Fest 2023「Spectrum Tokyo Design Fest」はデザインの多様性をテーマに掲げるコミュニティプラットフォーム「Spectrum Tokyo」が開催するデザインフェスです。
※2023年の公式サイトはまだ公開されていません
幅広い分野の登壇者はもちろん、ワークショップや交流の施策も豊富で多様な楽しみ方があります、2022年はとても盛り上がっていました。2023年のスポンサーを現在募集中なので、興味がある会社があればぜひ応募してみてください。
イベントサイト情報:
Spectrum Tokyo Design Fest 2023、今年も開催決定。スポンサーも早割募集開始
著者コメント去年登壇させていただきましたが、提供されるお酒を飲みつつ若干酩酊しながら登壇しました。その流れで談話したらお友達と知り合いが増えましたw
** アクセシビリティカンファレンス福岡 **
公式サイトより引用:https://fukuoka.a11yconf.net/「アクセシビリティカンファレンス福岡」はアクセシビリティをテーマとした福岡の大型カンファレンスです。もともと界隈の熱量は高く、過去「Japan Accessibility Conference」などの大型イベント開催があったりしましたが、今回はコンセプトから福岡という地域を選んだようです。 既に一般参加者枠は満席になっている人気のイベントです。
イベントサイト情報:https://fukuoka.a11yconf.net/
著者コメント福岡は屋台街を始めとした飲み屋が豊富で、遊ぶところもたくさんあります。筆者も行きたかったのですがイベントが立て続けだったので不参加です。アクセシビリティトークしつつ、酩酊しながら締めのラーメンを食べたかった(無念)
** SaaS Design Conference 2023 **
公式サイトより引用:https://saasdesign-conf.uzabase.com/SaaS Design Conferenceは、BtoBサービスのデザインやSaaS事業に興味のあるデザイナー、スタートアップや事業会社のデザインに挑戦したい方を対象とした、ユーザベース社が主催する大型カンファレンスです。主催者含めて熱量が高いイベントで、U29の登壇枠もあり、幅広い「SaaS」に関連したデザインの知見を知ることができます。
イベント情報:https://saasdesign-conf.uzabase.com/
著者コメントSaaSプロダクトデザイン界隈はプロダクトデザインはもちろん、コミュニケーションデザイン分野も含めて採用が活発で熱量も高いので、いろんな情報が手に入りそう!
** Friends of Figma **
公式サイトより引用:https://friends.figma.com/Friends of Figmaは、Figmaのユーザーコミュニティが集まるイベントプラットフォームです。
イベント情報:https://friends.figma.com/
筆者コメント各地方でやっているイベントは旅行の動機にもなりうるので、きっかけとしてすごく良い!旅行好きな筆者からするとたまらないです。開催時期にぜひ呼んでください。笑
** Product Design Meetup #0 **
とある僕のツイートをきっかけに思い立って開催を決めたイベントです。プロダクトデザインに特化した知見や共有をしたらどうなるかを試すため、実験的な開催となります。こちらは10月からの開催でまだ少し席が空いています。
完全独立イベントでスポンサーも基本つかないので有料としていますが、すでに多くのご応募を頂いています。。最高に魅力的な登壇者を予定していますので、是非参加をお待ちしてます!
イベント情報:https://pdmj.connpass.com/event/293261/
**Design Canary Meetup #1 - 生成AIがもたらすサービスデザインの変化**
「生成AIで心躍る未来を創る」を掲げるAlgomaticというスタートアップに、専任イベントデザイナーとして入って企画設計した初のイベントです。
イベントを開催したいと声をかけてもらった同社「CXOのださん」を中心に運営・運用を始めています。
なお、イベント開催背景を掲載した記事も公開されていますので、そちらもぜひ確認してね!
イベント情報:https://algomatic.connpass.com/event/294769/
**あつまれデザイナ&エンジニア**
今年の春頃から不定期で肉を食べて語らうイベントを開催していましたが、今回はよりちゃんとしようとイベントページを作って集客を開始した交流イベントです。過去の事例は「公式ドキュメント」から見れますが、基本的に食べて飲んで話す、欲望に忠実でシンプルな交流会になります(笑)
10月開催のイベントは5時間で完売してしまいましたが、力を抜いてイベント開催したい欲があるため、また何かできたらと考えてます。よかったらウォッチしてくださいね!
イベント情報:https://connpass.com/event/293294/
さあ、皆様イベントでお会いしましょう!!(乾杯)
今年もあと3ヶ月で終わりって誰が信じるんでしょうか? 時間の流れも早すぎるし、記事の締め切りも早すぎますね! 締切に向けてヒーヒー言いながらこの記事は生まれています。
さて、今回のテーマはズバリ「デザイン系イベント」です。これまで何度も参加したことがあり、もはや常連の方も、あまり参加したことがないという方も、知ってるようで実はよく知らない「デザイナー向けのイベント」について掘り下げて語ろうと思います。
Topics
デザイン系イベントって何するところ?
今更ですが「デザイン系イベント」とはどのような種類があるのでしょうか? 別にデザイン界隈だけの話ではありませんが、各イベントは大きく3つに大別できます。*採用支援会社のイベント
1つ目。まず開催数や規模が大きめなのは、採用支援会社主催のイベントでしょう。デザイン系に強い採用会社としては「ReDesigner」や「ViViViT」などが挙げられます。これらの採用支援に特化した企業は、顧客のデザイナー採用を成功させることが売上に直結するので、イベント開催にかける費用も大きいです。そのため「RedDesigner」の新卒採用イベントやデザナレ展などは、宣伝費も会場も大規模かつ定期的に開催しています。
*各企業イベント
2つ目としては、各企業イベントも多く見かけると思います。各企業でやっているイベントは多種多様でゴール設計もさまざまです。ちなみにポピュラーなものとしては採用狙いが一番多いでしょう。
「Mercari」「Goodpatch」「SmartHR」などは多くのデザイナー向けイベントを開催しています。
これらは自社の採用や採用母集団の形成をすることを目的としていることが多いです。また「UI Crunch」など、それぞれの会社が合同で開催しているコミュニティイベントなどもあります。
一方で自社のビジネスの加速を目的としてイベントを開催している企業もあり、「NIJIBOX」や「ポップインサイト」、社団法人化した「DesignShip」などが対象にあたります。
*独立系のイベント
3つ目。これは企業主催や営利目的ではなく、個人主催でやっているイベントなどが該当します。多くは採用目的というよりはリスキリングや、業界交流を発生させる狙いで行ってるケースが多いです。母数がエンジニア界隈は昔からこのような動きが活発でしたが、デザイナー向けのイベントは少ない印象でした。
しかし、デザイン組織の課題が複雑化したりデザイナーキャリアの多様性が生まれた現在では、個人開催も含めて多様なイベントが開催されています。
独立系は観測する限りでは自然発生的に行われています。デジタルデザイナー界隈はX(旧Twitter)を使っていることが多く、準備にあまりコストを掛けないで参加者を募集しています。コロナ明けの現在、散発的に交流会や飲み会が開催されています。もし気になる人は自分がブックマークしているよくイベントを開催している人のウォッチリストを登録しておくと良いでしょう。
デザイナ界隈でイベントを主催している方々@kgsi | Xのリスト
どんなモチベーションで参加してる?
『この記事はコラムです!』大切なので叫びましたが、あくまで個人的な主観も入った上で以下のようなモチベーションで参加しています。これはデザイン界隈に限ったことではなく、どの界隈にも同じようなことが言えるかと思います。
*ネットワーキング
同じ業界のプロフェッショナルや熱心な関心や情熱を持っている人と出会う絶好の機会です。多くのデザイナーは、新しい人と知り合ったり、既存の関係を深めるためにこれらのイベントに参加します。 また、ネットワーキングを通じて新しい仕事、イベントへの参加の誘いや交流の機会が生まれる可能性があります。
*情報交換
業界は日々進化しており、新しいトレンドや技術、ツールが次々と登場しています。デザインイベントは、最新の情報や知識を共有し合う場としても非常に価値があります。セミナーやワークショップ、パネルディスカッションなどを通じて、自分のスキルや知識をアップデートしたり、学習のモチベーションを向上できます。
*転職
特に採用をゴールとしたイベントでは、直接的に転職につながる機会は多いでしょう。主催の企業やリクルーターは、才能あるデザイナーを探すために、これらのイベントを開催したり参加しています。採用面接のような肩に力が入るような形式でなく、自然な形での情報交換や社内の様子をうかがうことができ、新しいキャリアの機会を見つけるきっかけになることもあります。
注目のデザイン系イベント
前置きはこのぐらいにして、今自分が気になっているイベントや、これは面白い!というイベントを紹介します。なお、これらすべて定期的に行っているわけではないので、今後の活動が気になる方は直接問い合わせてみてくださいね。** Spectrum Tokyo Fest 2023 **

※2023年の公式サイトはまだ公開されていません
幅広い分野の登壇者はもちろん、ワークショップや交流の施策も豊富で多様な楽しみ方があります、2022年はとても盛り上がっていました。2023年のスポンサーを現在募集中なので、興味がある会社があればぜひ応募してみてください。
イベントサイト情報:
Spectrum Tokyo Design Fest 2023、今年も開催決定。スポンサーも早割募集開始
著者コメント去年登壇させていただきましたが、提供されるお酒を飲みつつ若干酩酊しながら登壇しました。その流れで談話したらお友達と知り合いが増えましたw
** アクセシビリティカンファレンス福岡 **

イベントサイト情報:https://fukuoka.a11yconf.net/
著者コメント福岡は屋台街を始めとした飲み屋が豊富で、遊ぶところもたくさんあります。筆者も行きたかったのですがイベントが立て続けだったので不参加です。アクセシビリティトークしつつ、酩酊しながら締めのラーメンを食べたかった(無念)
** SaaS Design Conference 2023 **

イベント情報:https://saasdesign-conf.uzabase.com/
著者コメントSaaSプロダクトデザイン界隈はプロダクトデザインはもちろん、コミュニケーションデザイン分野も含めて採用が活発で熱量も高いので、いろんな情報が手に入りそう!
** Friends of Figma **

Figmaのユーザーが助け合い、交流する場として存在しています。 北は青森、南は沖縄までのFigmaコミュニティが発足しており、各地でイベントが開催されています。
イベント情報:https://friends.figma.com/
筆者コメント各地方でやっているイベントは旅行の動機にもなりうるので、きっかけとしてすごく良い!旅行好きな筆者からするとたまらないです。開催時期にぜひ呼んでください。笑
宣伝のお時間です![PR]
記事を終える前に手前味噌ですが、最近はイベントを主催したり、イベント開催の支援業務をすることが増えています。ここで宣伝が入るなんて聞いてないと思いますが、何度も叫びますが僕のコラム僕の好き放題!!ということで少し宣伝させてください。** Product Design Meetup #0 **

完全独立イベントでスポンサーも基本つかないので有料としていますが、すでに多くのご応募を頂いています。。最高に魅力的な登壇者を予定していますので、是非参加をお待ちしてます!
イベント情報:https://pdmj.connpass.com/event/293261/
**Design Canary Meetup #1 - 生成AIがもたらすサービスデザインの変化**

イベントを開催したいと声をかけてもらった同社「CXOのださん」を中心に運営・運用を始めています。
初回開催から豪華なスピーカーを集められ、わくわくするコミュニティになりそうです。現在(9/25)も参加者募集中ですので奮ってご応募ください!
なお、イベント開催背景を掲載した記事も公開されていますので、そちらもぜひ確認してね!
イベント情報:https://algomatic.connpass.com/event/294769/
**あつまれデザイナ&エンジニア**

10月開催のイベントは5時間で完売してしまいましたが、力を抜いてイベント開催したい欲があるため、また何かできたらと考えてます。よかったらウォッチしてくださいね!
イベント情報:https://connpass.com/event/293294/
まとめ
さて、今回のテーマは如何だったでしょうか? ここまで色々と紹介してきましたが、自分のことを俯瞰してみたかったり、業界のことを知りたい、転職を視野に入れた動きをするなら『デザイン系イベントへの参加は、きっといいことがあるよ!』ということで、今回は締めたいと思います。さあ、皆様イベントでお会いしましょう!!(乾杯)

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