写真・イラスト・動画・音楽素材のマーケットプレイス「PIXTA」を運営するピクスタ株式会社は、各企業のニーズに合わせたオリジナルのストックフォトを新規で撮影する「PIXTAカスタム」を開始することを発表した。
必要な画像・要件などをヒアリングし、撮影内容の企画・提案からモデルやロケーションの手配、撮影と納品までをまとめて同社が提供するサービス。
【目次】
自動車メーカー広告の場合の例。関連素材まで同じテイストで統一できる料金は110万円~(税込)で、モデル1名/屋外ロケーション/30カット納品の内容。納期は撮影日の後7営業日とされている。これらは一定の目安で、企画内容によってケースバイケースで見積もりとなる。起用するモデルの人数や納品カット数など、案件ごとに柔軟な対応が可能だ。
「PIXTAカスタム」の利用フロー
ストックフォトでは、たとえば家族構成を一致させつつ望む画像を選ぶような作業は非常に難しい特にストックフォトでは、同一の色味・テイストや被写体のモデル全員を統一させた構成での複数の画像を揃える作業はかなり困難であった。そのような場合に考えられるのは新規での撮影だが、撮り下ろしにも「手配に手間がかかる」などのデメリットはある。それらを解消するサービスとして「PIXTAカスタム」が誕生した。
同社発表で挙げられている「ストックフォト」と「新規撮影」のメリットとデメリット
PIXTA機械学習用画像・動画データ提供サービスこちらの新サービスも「PIXTAカスタム」と根本的な発想は同じで、自社のニーズに合った素材を手軽に得やすい。1時間22,000円(税込)からの小規模な撮影のほか、公共交通機関・特殊なスタジオ、モデル10名以上などでの大規模な撮影にも対応。「PIXTAカスタム」と同様に、モデルや撮影場所の手配などまで任せることができ、気軽に利用できる。
「PIXTAカスタム」も含めた関連サービスでの対応イメージAIの機械学習用の素材は今後ますます需要が増加することが見込まれるが、既存の素材などでは著作権にまつわるトラブルも発生しやすい。新たに開始されたこの「PIXTA機械学習用画像・動画データ提供サービス」は、時代のニーズにマッチしたサービスとして特に注目される。
ピクスタ株式会社
URL:https://pixta.jp/
2023/09/28
必要な画像・要件などをヒアリングし、撮影内容の企画・提案からモデルやロケーションの手配、撮影と納品までをまとめて同社が提供するサービス。
利用企業は、自社にとって使いやすく“他社かぶり”のない素材写真を手軽に入手しやすい。
【目次】
「PIXTAカスタム」とは(概要)
本サービスでは、ストックフォト撮影のノウハウのあるディレクターとフォトグラファーが各案件を担当。同じテイストやモデルで一貫した関連シチュエーションの素材写真を撮影しやすいのが特長だ。

「PIXTAカスタム」の主なメリット
同社は「PIXTAキャスティング」サービスも展開しており、そこで手配したモデルを起用すれば、原則としてモデル使用期限/更新料/二次利用などの制限もなく永続的に素材を使える(特定のタレント・モデル事務所からの被写体の起用の場合は各事務所の規定に従う)。一般的なストックフォトで生じやすい問題を回避できるサービスと言えるだろう。

AIの機械学習用の画像・動画の新規撮影
この「PIXTAカスタム」と関連して、ピクスタ株式会社は「機械学習用画像・動画データ提供サービス」を開始することも発表した。これまで同社は「PIXTA」の8,700万点以上の写真・動画の素材からAIの機械学習用のデータも提供していたが、新たに新規の撮り下ろし素材の提供にも対応する。


ピクスタ株式会社
URL:https://pixta.jp/
2023/09/28

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