数多くのオリジナルのハンコを販売している株式会社城山博文堂は、デザイナーズ印鑑の新商品として「印鑑ねこリング」を発売しました。ハンコの外枠までデザインの要素の1つとしてとらえた新発想の印鑑。
こちらはオンラインショップ「おもしろMY印鑑」から購入できます。
同社はこれまでにも、さまざまな工夫が凝らされたハンコを取り扱ってきました。その商品は独特なデザインでありながら、銀行印や実印として登録できるものも多いです。2023年9月には、デザインにおける黄金比の概念を取り入れた「黄金比の印鑑」が発売されて注目を集めています。
「黄金比の印鑑」また、同社では猫を題材としたハンコもこれまでに何度か発売しています。7月末に登場した「のぞき見ニャン鑑」は、名前の背後から覗き見しているような猫を透かし彫りにしたユニークな商品でした。今回の「印鑑ねこリング」が猫をモチーフとした商品になったのも「猫のデザインは安定した人気がある」ということが理由の1つであったようです。
「のぞき見ニャン鑑」「印鑑ねこリング」は、マークや文字をひと筆書きで表現しているデザインを目にしたときの「ハンコの外枠も一種のひと筆書きだ」という発見・“気づき”から誕生しました。外枠を変形させることで、まるで猫が潜んでいるように見える印影のデザインに仕上げられています。外枠のデザインのラインナップは全部で15種類。顔のみの控えめなデザインから、全身まで表現されたものまで、さまざまなタイプが用意されています。
「印鑑ねこリング」の印面とデザインのラインナップなお、ハンコであるため、当然ながら購入の際には指定の名前を入れてもらうことができます。
希望の外枠と盛り込む名前、さらにその書体などを選んで注文すると、あとは全体のバランスを調整したうえで加工してもらえます。
名前を縦書きと横書きのどちらにするかについては、目安として「おすすめの方向」が挙げられています。商品ラインナップには、外枠で表現された猫がハンコの横に配置されたデザインと下に配置されたデザインがありますが、猫が横の場合には名前は縦書き、猫が下の場合には名前は横書きが適しています。
スペースの都合上、名前の部分には「おすすめの方向」がある。ただし、希望の場合には異なる方向での配置も可ハンコとしての仕様については、1,990円~(税込)のシヤチハタ製/9mm丸型の「浸透印タイプ」と、3,120円~(税込)の本柘製など/12mm丸型の「印鑑タイプ」がある。朱肉を使う「印鑑タイプ」であれば、銀行印としての登録にも対応(一部例外の可能性あり)。もちろん、認印として使ったり、普段使いの手帳や手紙などを可愛く彩るスタンプとしても活用できます。
納期は「浸透印タイプ」が約10日で、「印鑑タイプ」が2週間ほど。もともとは開発者がマークや文字のデザインからインスピレーションを受けて誕生した商品だが、反対にこのハンコの「外枠を生かす」という発想から、グラフィックデザイナーが学べることも多い。意欲的なデザインで注目の商品と言えるでしょう。
「印鑑ねこリング」の紹介動画(
YouTubeより)
株式会社城山博文堂
価格:
「浸透印タイプ」1,990円~(税込)
「印鑑タイプ」3,120円~(税込)
URL:https://www.inkan.name/ring/
2023/10/20