<span style="font-size:0.75em;">｜CM動画『Hyundai（ヒョンデ）新EV KONA（コナ）コンパクトSUV TVCM -30秒-』｜メインビジュアルほか『三越伊勢丹のクリスマスキャンペーン2023』｜書籍カバー『恋できみが死なない理由／最果タヒ』</span>

書籍、パッケージ、Webなど魅力的な最新のデザインを毎週お届けする連載。デザイン担当者のコメントが読める場合も！デザインの狙いやこだわりをチェックして、デザインの理解度アップに役立てましょう。

今週のラインナップ

CM動画
『Hyundai（ヒョンデ）新EV KONA（コナ）コンパクトSUV TVCM -30秒-』

●Creative Director：野澤直龍
●Copy Writer：尾形瞬
●Planner：綿野賢、松永夏紀、日名子聡一、藤後麻理絵
●Director：志賀匠
●Movie Producer：阿部秀隆、本部康博
●Production Manager：杉中龍介、大鉢隆矢
●Movie Camera：越後祐太
●Light：岡崎雄也
●Stylist：赤石侑香
●Hair makeup：スズキミナコ
●Animator：Chao!
●Offline Editor：田中貴士
●Compositer：遠藤俊介
Hyundai Mobility Japan／2023

Hyundai Mobility Japanから、23年11月に販売を開始した「KONA」。未来的なデザインとスペースユーティリティ、EVならではの装備を備えたコンパクトSUVだ。「夢を追うことを諦めてしまいがちな現代において、人々が何かに憧れ続ける姿勢を応援する」という想いを込め、「憧れのままに」というコンセプトワードを設定し、アーティストのyama、キタニタツヤとコラボした、シティポップをフィーチャーした楽曲も同タイトルにて公開。CM動画では、こちらの楽曲を用い、1970～1980年代のレトロカルチャーを感じさせるアニメーションとなっている。

COMMENT｜クリエイティブディレクター｜野澤直龍さん

かつて電気自動車は、未来の車でした。
あの頃 憧れていた世界、憧れていた自分。
あの頃の憧れを叶えてくれる存在。KONA。
今を生きる人々に、あの頃の憧れを。
HYUNDAIさんの思いが詰まったCMです。

メインビジュアルほか
『三越伊勢丹のクリスマスキャンペーン2023』

三越伊勢丹オリジナル One gift box 三越伊勢丹オリジナル One tote bag 2023

●Creative Partner＋Art Work：皆川明
●Art Direction：日本デザインセンター
●Theme＋Logo＋Papertools Design：minä perhonen（ミナ）
●Videos＋Animations：日本デザインセンター
三越伊勢丹／2023

2023年11月8日（水）から12月25日（月）までの期間、『三越伊勢丹のクリスマスキャンペーン2023』を開催。「ミナ ペルホネン」のデザイナー、クリエイターの皆川明をパートナーに迎え、2022年から2024年の3年間に渡り、「One」 をテーマにした“未来へ続くクリスマス”を展開していく。2年目となる今年のメインビジュアルには、カラフルなコスチュームを纏った愛らしいオーナメントの精たちが登場。ロゴはちぎり絵で制作されている。クリスマスのストーリーをイメージさせたり、ぬくもりを感じさせたり、優しさのあるアートワークに。

ステートメント

「One」
One of many Many in one
たくさんのひとつ　ひとつのたくさん

この世界は見えるもの、見えないものが互いに響きあいながら
形や想いや記憶へと繋がっています。
その中にきらめく輝きや喜びを見つけ日々を照らしていきたいと願っています。“私” と “大切な人” と “この世界” の喜びを見つける旅のように。
形に想いをこめて　想いを形にこめて。

Creative partner/ Art Work　皆川明

書籍カバー
最果タヒ『恋できみが死なない理由』

●Designer：佐々木俊［AYOND］
●Illustrator：unpis
河出書房新社／2023

「中原中也賞」「現代詩花椿賞」などを受賞した詩人、最果タヒによる最新エッセイ集『恋できみが死なない理由』。表題作や、「資生堂パーラーでオムライス愛」「ブルベの恋♡イエベの愛♡」など、最高に自由でリリカルな全51編が収録されている。装丁はAYONDの佐々木俊が担当し、これまでにも最果タヒの作品で数多くの書籍カバーを手がけている。装画はイラストレーターのunpisによるもの。落下していくショートケーキ、弧を描くようなタイトルなど、平面的でありながら動きのあるアートワーク。

COMMENT｜デザイナー｜佐々木俊さん

日常の一コマにちょっとした違和感が混じったような、そんな情景を描いてもらいたくunpisさんに装画をお願いしました。

unpisさんには最低限のディレクションしかしておらず、タイトルをもとに自由な発想で描いていただきました。

イラストラフをあげてもらってから、後出し的に文字情報の入れ方を考えることで、予定調和でないレイアウトになったかと思います。

今週のラインナップは以上です。最後までご覧いただきありがとうございました。
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