今回紹介する「fitta」は、そんな壁面のコンセントを覆って隠してしまえるカバーが付属した電源タップです。壁面のコンセントにプラグを挿したあと、上からカバーをかぶせることで、存在を目立たなくできるのが最大の特徴です。




その壁面コンセントの直下から引き出されるタップ部は、ケーブル長が1.8mもあるため、少し離れたところにタップを設置し、家電製品の電源プラグをそこに差し込むようにして使えます。これならば取り回しもよくなることでしょう。
カバーは磁力でプラグに吸着しているだけなので、取り外しが容易なこともメリットです。これがもしネジ止めなど、取り付け・分解に手間を要するのであれば、使い勝手の良さも半減といったところですが、本製品ならば手軽にカバーを外し、プラグを抜き差ししたり、抜いて別のコンセントに挿し直すことも簡単にできてしまいます。
また壁面のコンセントに挿すプラグ部は、非常に薄く作られていることから、家具の背面に隠されてそのままでは使用できないコンセントを活用できるようになる利点もあります。このほか、いつもコードに引っかかってばかりのロボット掃除機が、室内をスムーズに移動可能になるよう、配線を整えるのにも役立つはずです。






また壁面の2つのコンセント口のうち、1つしか消費せず、もう1つは使えなくなってしまうことが、気になる人もいるかもしれません。実際には最大1500Wという範囲で融通しているだけなので、使用するのが1口だけであっても、その先にあるタップ側で分岐すれば同じことなのですが、口を余らせるのがなんとなく勿体ないと感じる人はいて不思議ではありません。
このように、ツッコミどころも多少あるのですが、コンセントごと外さないと取り付けができないセキュリティカバーなどと違って手軽で、またコンセントキャップに比べて見た目もスッキリしており、価格もこなれています。将来的には電源タップ側の口数や機能のバリエーションに富んだラインナップの追加を期待したいところです。
DATA製品名:fitta
実売価格:4,400円
発売元:VOICE
Amazon:https://www.amazon.co.jp/dp/B0CMPQQWVV/
