コンセントというのは、部屋のインテリアの調和を乱しがちな存在です。なかでも廊下の足元付近に設置されているコンセントは、その出っ張りを足を引っ掛けてしまいやすく、常時使うには不向きなこともしばしばです。


今回紹介する「fitta」は、そんな壁面のコンセントを覆って隠してしまえるカバーが付属した電源タップです。壁面のコンセントにプラグを挿したあと、上からカバーをかぶせることで、存在を目立たなくできるのが最大の特徴です。

生活感をなくしてスッキリ、薄型コンセントカバー付きの壁面取り付け用電源タップ「fitta」
電源タップらしからぬ付属品の多さが特徴です
生活感をなくしてスッキリ、薄型コンセントカバー付きの壁面取り付け用電源タップ「fitta」
カバー部。中央のリング部は磁石になっています
生活感をなくしてスッキリ、薄型コンセントカバー付きの壁面取り付け用電源タップ「fitta」
プラグ部。この中央部分にカバーの磁石を吸着させます
生活感をなくしてスッキリ、薄型コンセントカバー付きの壁面取り付け用電源タップ「fitta」
先端のタップ部は上2口、先端1口の3口仕様カバーはプラグ部だけでなく、壁面のコンセントカバーも込みで全体をまるごと覆う構造になっています。厚みは最小限に抑えられているため、うっかり蹴ってプラグが脱落する危険性も低くなるほか、小さい子供がプラグに悪戯するのを防止する効果もあります。

その壁面コンセントの直下から引き出されるタップ部は、ケーブル長が1.8mもあるため、少し離れたところにタップを設置し、家電製品の電源プラグをそこに差し込むようにして使えます。これならば取り回しもよくなることでしょう。

カバーは磁力でプラグに吸着しているだけなので、取り外しが容易なこともメリットです。これがもしネジ止めなど、取り付け・分解に手間を要するのであれば、使い勝手の良さも半減といったところですが、本製品ならば手軽にカバーを外し、プラグを抜き差ししたり、抜いて別のコンセントに挿し直すことも簡単にできてしまいます。

また壁面のコンセントに挿すプラグ部は、非常に薄く作られていることから、家具の背面に隠されてそのままでは使用できないコンセントを活用できるようになる利点もあります。このほか、いつもコードに引っかかってばかりのロボット掃除機が、室内をスムーズに移動可能になるよう、配線を整えるのにも役立つはずです。


生活感をなくしてスッキリ、薄型コンセントカバー付きの壁面取り付け用電源タップ「fitta」
カバー部とプラグ部の比較
生活感をなくしてスッキリ、薄型コンセントカバー付きの壁面取り付け用電源タップ「fitta」
吸着させるとこのようにプラグを覆う形になります
生活感をなくしてスッキリ、薄型コンセントカバー付きの壁面取り付け用電源タップ「fitta」
まずはプラグ部を壁面のコンセントに差し込み…
生活感をなくしてスッキリ、薄型コンセントカバー付きの壁面取り付け用電源タップ「fitta」
続いてカバーを取り付ければ完成です
生活感をなくしてスッキリ、薄型コンセントカバー付きの壁面取り付け用電源タップ「fitta」
コンセントを隠してスッキリさせることができます
生活感をなくしてスッキリ、薄型コンセントカバー付きの壁面取り付け用電源タップ「fitta」
家電製品はその先にあるコンセント部に接続する仕組み壁面のコンセントを目立たなくしてくれることから、なるべく生活感を出したくない部屋への設置にも適した本製品ですが、口数が3個口(上に2個口+先端に1個口)にとどまっていること、また集中スイッチやほこりシャッター、さらには雷サージなどの機能も搭載しないなど、電源タップとしての機能はやや控えめです。

また壁面の2つのコンセント口のうち、1つしか消費せず、もう1つは使えなくなってしまうことが、気になる人もいるかもしれません。実際には最大1500Wという範囲で融通しているだけなので、使用するのが1口だけであっても、その先にあるタップ側で分岐すれば同じことなのですが、口を余らせるのがなんとなく勿体ないと感じる人はいて不思議ではありません。

このように、ツッコミどころも多少あるのですが、コンセントごと外さないと取り付けができないセキュリティカバーなどと違って手軽で、またコンセントキャップに比べて見た目もスッキリしており、価格もこなれています。将来的には電源タップ側の口数や機能のバリエーションに富んだラインナップの追加を期待したいところです。

DATA製品名:fitta
実売価格:4,400円
発売元:VOICE
Amazon:https://www.amazon.co.jp/dp/B0CMPQQWVV/

生活感をなくしてスッキリ、薄型コンセントカバー付きの壁面取り付け用電源タップ「fitta」
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