ChatGPTで動画の内容をテキスト化！ソースネクト、要約や翻訳もできるWebサービス｢RecCloud｣を発売

2023年12月19日(火)15:10

ChatGPTで動画の内容をテキスト化！ソースネクト、要約や翻訳もできるWebサービス｢RecCloud｣を発売

ソースネクスト株式会社が、音声要約Webサービス「RecCloud」の取り扱いを開始しました。動画ファイルや音声ファイルをクラウドストレージにアップロードするだけで、内容のテキスト化から要約・翻訳まで実現できます。

オンライン購入版として販売されており、価格は1年版が9,390円（税込）で、3年版が27,500円（税込）です。

【目次】

100GBのクラウドストレージを使える

本ソフトのメーカーは株式会社メディアナビで、サポートも同社が担当します。メディアナビは、動画や画像編集に関する数多くのソフトを手掛けており、近年ではAI搭載ソフトにも力を入れています。「RecCloud」は、香港のWANGXU TECHNOLOGY社によって開発されました。

WindowsでもMacでもWebブラウザ経由で利用でき、クラウドストレージとして100GBの容量を使えます。保存や加工はもちろん、動画や音声のファイルを共有する目的でも使えるサービスです。

セキュリティ面が気になるところですが、しっかりとSSL暗号化通信は用いられています。「RecCloud」のクラウドスペースにデータが保存されるため、システム管理者も含めて原則としてデータにアクセスできるのは自分だけです。ファイルのグループ限定での公開やパスワードの設定などにも対応しています。広告が表示されないところもユーザーにとっては快適なポイントと言えるでしょう。

動画・音声ファイルのシェアや限定公開にも使えるサービスです

ChatGPTとの連携で大幅な効率化

本サービスの大きな特徴は、ファイルをアップロードした後に、AI（ChatGPT）が音声の文字起こし結果を分析することです。チャット機能でファイルの内容に関した指示や質問ができ、たとえば「議事録を作成して」と指示をすると、議事録の書式でテキストが書き出されます。

ChatGPTでファイルの内容に関する質問もできます要約や翻訳が可能となっているのも、ChatGPTの恩恵です。「重要なポイントを教えて」と指示をすれば、内容を要約して箇条書きにまとめてもらうことなどもできます。

とにかく時間に追われることの多い現代では、テクノロジーを活用した効率化が求められがちです。動画を倍速などの早送りで視聴する「ファスト方式」が話題となったのも、その表れでしょう。本サービスは、情報収集や学習の効率化を図りたいユーザーにとっては、特に強い味方になりそうです。

操作が簡単であることもポイントで、一般的なクラウドストレージのサービスと同じようにファイルはドラッグ＆ドロップで読み込ませることができます。あとは自動でテキスト化された内容と再生時間が表示され、チャット画面で要約や議事録の作成などの指示を送るだけです。

外国語の動画の内容を理解したいときにも便利

さらに、翻訳の機能が強力であることも「RecCloud」の魅力の1つです。テキスト化と翻訳の機能を応用して、外国語の動画の内容も短い時間で効率的に把握できます。

動画への字幕の埋め込みには、98言語が対応しています。英語の音声を日本語に翻訳し、さらに日本語と英語の両方を字幕で表示する、といった処理が可能です。日本語や英語をはじめ、7つの言語については字幕だけでなく自動吹替にも対応しています。動画に機械音声でのナレーションをつけたいときにも便利な機能です。

テキスト検索で該当箇所を探すのも簡単。

AIによる出力結果の誤りを手動で修正することも可能ですサービス利用にあたって、処理できる動画ファイルの数には特に制限が設けられていません。ダウンロードについても回数に制限はありませんが、月間20GBトラフィックまでに限られます。AI音声・文字変換のライセンスは、1年版が600時間（36,000クレジット／有効期間1年間）、3年版が900時間（54,000クレジット／有効期間3年間）です。

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本サービスは、メインとなる文字起こし・要約・翻訳の機能のほかにも、多彩な「動画便利ツール」「画面録画・録音ツール」が搭載されています。「動画便利ツール」で動画の分割や、動画からのGIFアニメの作成など多くのことができ、「画面録画・録音ツール」を使ってZoomなどでのリモート会議の録画もできます。動画の視聴（内容把握）はもちろん、使い方次第で動画の作成・公開にもフル活用できそうなサービスです。
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