2024年1月6日(土)から1月28日(日)まで、THE BOOK ENDにて、川内倫子氏の「いまここ」写真展 in 神戸が開催されます。入場無料の展覧会で、会場のTHE BOOK ENDは書店・BOOK AND SONSの姉妹店です。


【目次】

第27回木村伊兵衛写真賞の受賞でも知られる写真家

川内倫子氏は、1972年に滋賀県で生まれた人気の写真家です。2002年に「うたたね」「花火」(いずれもリトルモア)の2冊で第27回木村伊兵衛写真賞を受賞したことでも特に広く知られています。

写真集の近刊には、鳥を撮影したシリーズの「Des oiseaux」(デゾワゾー)、代表作の1つである「Illuminance」が10周年記念エディションとなった「Illuminance: The Tenth Anniversary Edition」(ニューフォイル)、滋賀県の障害者福祉事業所に通い続けて完成した「やまなみ」(信陽堂)、橙書店店主の田尻久子氏との共著「橙が実るまで」(スイッチパブリッシング)などがあります。

楽曲・詩・写真が重なり合ったプロジェクト

今回の展覧会は、2023年に発売された写真絵本「いまここ」(torch press)からセレクトした写真を展示する内容です。「いまここ」では、谷川俊太郎氏の詩に、川内倫子氏の写真が合わせられています。

川内倫子氏の「いまここ」写真展が新規オープンのTHE BOOK ENDの第1弾企画として開催
「いまここ」2023年/torch press
220(幅)×197(高さ)×10(奥行)mm
Photography : Rinko Kawauchi/Poems : Syuntaro Tanikawa/Planning : Ikuko Harada/Design : saitohideyuki写真絵本「いまここ」は、日本科学未来館で上映されたプラネタリウム「暗やみの色」から始まった原田郁子氏による同名楽曲の谷川氏の詩から誕生しました。楽曲「いまここ」は、原田氏の15年ぶりのソロアルバム「いま」に収録されています。

「本」としての「いまここ」のプロジェクトは、原田氏が川内氏の写真展「M/E 球体の上 無限の連なり」を訪れたことからスタートしました。アートディレクションは、サイトヲヒデユキ氏が担当しています。今回の展覧会では、会場で楽曲「いまここ」のために川内氏が新たに制作した映像も流れます。

川内倫子氏の「いまここ」写真展が新規オープンのTHE BOOK ENDの第1弾企画として開催
川内倫子氏の「いまここ」写真展が新規オープンのTHE BOOK ENDの第1弾企画として開催

会場は東京のデザイン書店の姉妹店

会場のTHE BOOK END(火・水定休/11:00~19:00)は、BOOK AND SONS(東京都目黒区鷹番2-13-3 キャトル鷹番)の姉妹店としてプレオープンしました。BOOK AND SONSは、タイポグラフィを中心としたデザイン書や写真集などのアートブックを取り扱う書店で、定期的に店内で展覧会を開催していることでも注目されています。

川内倫子氏の「いまここ」写真展が新規オープンのTHE BOOK ENDの第1弾企画として開催
BOOK AND SONS Webサイト
url. https://bookandsons.com/THE BOOK ENDでは、東京店とはセレクションを変え、独自の世界観を構築していく予定です。川内倫子氏の「いまここ」写真展は、THE BOOK ENDにとって第1弾の企画となりました。
会期初日には、川内倫子氏と原田郁子氏のトークや「ちょこっと演奏会」といった関連イベントも実施されます(BOOK AND SONS オンラインストアからの予約制)。

■期間:
2024年1月6日(土)~1月28日(日)

■開催場所:
THE BOOK END
兵庫県神戸市北区海岸通3-1-5 海岸ビルヂング 302

■問い合わせ先:
THE BOOK END/BOOK AND SONS
tel. 080-7007-6949
url. https://the-book-end.com/

川内倫子氏の「いまここ」写真展が新規オープンのTHE BOOK ENDの第1弾企画として開催
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