リクルートの新たなアートセンター・BUGが「第2回 BUG Art Award」の作品募集を開始

株式会社リクルートホールディングスが運営するアートセンター「BUG」が、2024年1月24日（水）に「第2回 BUG Art Award」の応募受付を開始しました。制作活動の年数が10年以下のアーティストを対象とした公募企画です。

【目次】

選出後の特典・支援が第1回からアップデート

「BUG Art Award」は、「新しい表現に挑戦したい」「アーティストとしてキャリアを築きたい」という想いを応援する企画として開始されました。第1回開催での応募は総計415件です。第2回は選出後の機会として得られる内容がアップデートされており、さらにアーティストに寄り添ったアワードへと進化しています。

BUGのロゴなどのVI計画は菊地敦己氏が手掛けています。菊地氏は本アワードの審査員の1人にも名を連ねています本アワードでは、応募資料による一次審査、審査員との対面での二次審査を経てファイナリスト展（公開最終審査）が開催されますが、そのために支給される制作費が上限15万円から20万円へと変更されています。第1回の「上限15万円」は実費分のみの支払いでしたが、第2回の「20万円」は実費ではなく全額支給です。

また、グランプリ受賞者に個展開催費の上限300万円に加え、アーティストフィーが支給されます。こちらは第1回グランプリ受賞者から支給予定です。なお、これらの変更内容は、「BUG Art Award」の審査員5名や、第1回ファイナリストの6名の意見を受けて決まったそうです。

公開最終審査を経てグランプリが決定

具体的な参加の流れとして、まずは2024年2月21日（水）の17:00まで、オンラインから応募資料の提出を受け付けています。一次審査の通過は4月10日（水）までに連絡があり、二次審査の日程は6月9日（日）～10日（月）です。二次審査は審査員と1対1での対面で行われます。

二次審査ではファイナリスト6名（組）が選出され、9月25日（水）～10月20日（日）にファイナリスト展が開催されます。会期中の10月8日（火）のプレゼンテーション・公開最終審査を経てグランプリが決定し、受賞者には2025年10月からの予定で個展開催の権利が贈られます。

応募作品のジャンル／テーマ／手法はいずれも自由です。国籍も不問とされていますが、応募者本人がメールでの事務連絡や対面審査に日本語で対応できることが必要となります。個人だけでなく、複数名でのグループ応募もOKです。応募作品に関するルールでは、展示範囲／作品サイズなどについては一定の決まりごとが設けられています。

展示範囲床面積9㎡以内高さBUGで貸出可能な脚立（2,880mm）を利用して設営・撤去ができる範囲
※ファイナリスト展では作品や備品の天吊りは不可作品サイズ3,470（幅）×2,680（高さ）×1,390（奥行）mmの搬入口から搬入可能な大きさ

第1回のファイナリスト展もスタート

なお、2024年1月24日（水）～2月18日（日）には「第1回 BUG Art Award ファイナリスト展」がBUG（東京都千代田区丸の内1-9-2 グラントウキョウサウスタワー 1F）で開催されます。6名のファイナリスト（乾真裕子さん／彌永ゆり子さん／近藤拓丸さん／宮内由梨さん／向井ひかりさん／山田康平さん）が参加し、入場無料で作品を鑑賞できます。

第1回の公開最終審査は、2月6日（火）の17:00～20:40に実施予定です。当日は休館日のため、展示や審査を会場で見ることはできませんが、オンラインでのライブ配信が実施されます（要予約）。

■応募締切：
2024年2月21日（水）17:00

■応募資格：
制作活動年数が1年以上、10年以下（制作の定義は自身で判断）／審査に通過した場合に「参加必須」とされている全日程に参加が可能であることが必要／グランプリを受賞した場合に約1年後のグランプリ個展の設営・撤去を遂行して関連イベントに参加できることが必要

■賞：
グランプリ（個展開催費として作品制作費＋設営撤去費の300万円の支給／アーティストフィーの支払い／各種の広報／トークイベントの開催／展示担当スタッフによる個展開催サポート／展示設営技術者や展示担当スタッフによる個展の設営・撤去の協力／フォトグラファーによる展示風景の撮影／展覧会レビュー提供）
※そのほかファイナリスト6名（組）にも作品制作費20万円の支給などあり

■問い合わせ先：
株式会社リクルートホールディングス
url. https://bug.art/