とっさに画面を消したいときに "黒画面"へ！「見せないトリガー」搭載のドッキングステーションが登場

ロジテックINAソリューションズ株式会社が、ドッキングステーションの新製品を発売しました。11in1／8in1／6in1の3タイプがあります。HDMIポートなどに接続した外部ディスプレイを瞬時に “黒画面” として隠せるボタンを搭載していることが特徴です。

【目次】

用途に合わせて選べる3種類

今回発売された新製品には、エレコム向けモデルの「LHB-PMPU3SSシリーズ」と、Web販売向けモデルの「LHB-LPMWPU3SSシリーズ」があります。両シリーズにスペック上での違いはありません。USB Type-Cポートを搭載したWindowsやMac、iPad Pro／Air／miniで使用できます。

製品ラインナップには、11in1／8in1／6in1モデルが用意されました。増やしたいインターフェイスの種類や設置スペースに合わせて、好きなものを選んで購入できます。

モデル本体サイズ重量11in1約150（幅）×15（高さ）×60（奥行）mm約137g8in1約119（幅）×15（高さ）×60（奥行）mm約110g6in1約97（幅）×15（高さ）×44（奥行）mm約72g最上位の11in1モデルは、USB Type-C×3ポート、USB A×2ポート、HDMI／VGAポート、有線LANポート（10／100／100BASE-T）、3.5mmオーディオ入出力ポート（4ピン）、SDカード／microSDカードスロットを搭載しています。Type-Cポートのうち1基はUSB PDと共用です。接続機器のType-Cポートが1基あれば、多くのインターフェイスを増設でき、同時にパソコンに最大85W出力での高速充電を行えます。

8in1モデルは、11in1モデルが対応しているインターフェイスのうちVGAポートと3.5mmオーディオ入出力ポートが非搭載で、USB Type-Cポートは2基です（1ポートはUSB PDと共用）。さらに6in1モデルは、8in1モデルが対応しているインターフェイスのうち有線LANポートが非搭載で、USB Type-Cポートは1基となっています（USB PDと共用）。USB PDでの給電機能は、8in1モデルが11in1モデルと同じく最大85W出力で、6in1モデルは最大90W出力です。

 11in1モデル8in1モデル6in1モデルUSB Type-C○（3ポート）○（2ポート）○（1ポート）USB A○（2ポート）○（2ポート）○（2ポート）HDMI○○○有線LAN○○なしVGA○なしなしオーディオ入出力○なしなしSDカード○○○microSDカード○○○※Type-Cポートのうちそれぞれ1基はUSB PDと共用

本製品にはロジテック独自のプログラムを組み込んだ専用チップが搭載されており、接続するPDアダプタの容量によって給電の配分が効率化されます。これにより、多くの電力をパソコンなどに供給することが可能です。たとえば約45W未満の出力の小さいPDアダプタを接続した場合、タブレット／パソコンへの給電が優先され、充電時間を早められます。

Type-Cポートは、USB 3.2 Gen2対応の仕様です（最大10Gbps）。USB AポートはUSB 3.2 Gen1仕様に準拠しています（最大5Gbps）。HDMIポートは1080p＠120Hz／4K@60Hzに対応し、11in1モデルに搭載されているVGAポートもフルHD（1920×1080 60Hz）対応です。

素早くボタン操作で画面を隠せる便利な機能

数あるドッキングステーションの中でも、本製品の大きな魅力となっているのが「見せないトリガー」ボタンです。HDMI／VGAポートに接続したディスプレイを瞬時に “黒画面” へと切り替えることができます。

プレゼンテーションや打ち合わせの際はもちろん、オフィスでもプライベートでも「誤って見せてはいけないものが表示されてしまった」というミスはしばしば起きるでしょう。そのときに、素早くボタン操作で画面を隠すことができます。

画面を急いで隠したいようなトラブルが起きたときには慌ててしまいがちですが、本製品には画面出力のON／OFFがひと目で分かる「ミセテルLED」も搭載されています。画面出力がONのときには青色、OFFのときには白色になり、緊急時にも落ち着いて色によって画面出力の状態を把握することが可能です。

使いやすさに配慮された本体の設計

この「ミセテルLED」は、本体を表にしても裏にしても見えやすく、トリガーボタンも表裏どちらの向きでも操作できるように設計されています。この「おもてうら対応デザイン」のおかげで、接続するパソコンのType-Cポートが右側であっても左側であっても、違和感なく設置できます。

そのほかにも、本製品の筐体にはさまざまな工夫が凝らされています。各ポートの配置にも気を配り、頻繁に使うポートどうしが干渉しないようなレイアウトです。特にUSB Aポートどうしの間隔は広めに確保されているため、スティック型SSDなども並べて接続できます。

前モデルで好評であった「ケーブルホルダー」も踏襲されました。このホルダーによってケーブルを本体に固定して収納でき、持ち運びの際にコンパクトにまとめられます。

さらに、ボディ全体から放熱できるように、筐体には熱伝導率に優れたアルミニウムが採用されました。机の上に置いたときの接地面も減らし、本体の両面には特殊なくぼみ形状を設けて通気性が確保されています。この「ダブル放熱」の熱対策で、長時間での使用でも本体が熱くなりすぎず、安定した動作が実現されます。

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本シリーズはドッキングステーションとして高い性能を備えつつ、さらに「見せないトリガー」ボタンをはじめとした各種のこだわりの機能が搭載された製品です。「インターフェイスを拡張したい」「急なトラブルの際に画面を瞬時に隠したい」という2つのニーズを1台で満たすことができ、とても効率的な製品と言えるでしょう。

ロジテックINAソリューションズ株式会社
価格：オープン
URL：https://www.logitec.co.jp/

2024/03/12