【目次】
1995年にオープンした横浜市歴史博物館
横浜市歴史博物館は、1995年に開館した施設です。「横浜に生きた人々の生活の歴史」をテーマに数多くの歴史資料の収集や調査研究を実施し、それらを紹介する展覧会を開催しています。


キーワードは「つなぐ・つながる・つなげる」
2024年度・2025年度には、30周年を迎える横浜市歴史博物館の魅力を伝えるべく、さまざまな事業が展開されます。記念特別展、講演会、イベントなど、数多くの企画が実施される予定です。この30周年記念事業では「つなぐ・つながる・つなげる」がキーワードとして定められました。多くの人と一緒に紡ぐ横浜の歴史が、地元の都筑区をはじめ横浜で暮らす人たちのアイデンティティとなることへの願いが込められています。
横浜市歴史博物館の隣地には、都筑区民文化センターのボッシュホール(Bosch Hall)も開館予定です。「つなぐ・つながる・つなげる」というキーワードでは、ボッシュホールとも一緒にセンター北の文化ゾーンの中核施設となり、発信力や街を支える力を発揮していくことも表現されています。
コンセプトと表現手法が一致したデザイン
30周年記念ロゴマークは、この「つなぐ・つながる・つなげる」という言葉から連想してデザインされました。一筆書きの手法が用いられており、まさに「つながり」を体現したロゴです。コンセプトと表現を見事に一致させた工夫のあるデザインと言えるでしょう。「30」の数字の横に見られる図案は、博物館の外観をもとにしたものです。そちらも数字の「30」からひと続きで、ロゴ全体が全て1本の線で表現されました。



「デザイン」は「アート」とはやや方向性が異なる面があり、あらかじめ用意された伝えるべきコンセプトやイメージを的確に表現することが重要です。キーワードに沿って一筆書きが採用された横浜市歴史博物館の30周年記念ロゴマークは、機能的な特徴と楽しい工夫が両立された優れたデザインとして参考になるでしょう。
公益財団法人横浜市ふるさと歴史財団
URL:https://www.rekihaku.city.yokohama.jp/
2024/03/21
