「清水正己 カルチャー誌デザイン展 “されど雑誌たち”」が、スパイラルガーデンにて、2024年3月27日(水)から4月2日(火)まで入場無料の展覧会として開催されます。清水正己氏は「STUDIO VOICE」や「ROCKIN’ON JAPAN」など、数々の人気雑誌を手掛けてきたアートディレクターです。
【目次】
清水正己氏
PHOTO by Hajime Sawatari清水氏は1985年に「スタジオ・ボイス(STUDIO VOICE)」のエディトリアルデザインでADC賞に選ばれたのをはじめ、これまで多くの賞を受賞してきました。POLA/花王/住友林業/東京都中小企業振興公社/環境省/オンワード樫山/新日本石油/日本信販/HITACHI/NTT-ME/キリン/サッポロ/サントリー/資生堂/日産自動車/日本テレコム/PARCO/VIVREといった名だたる企業・団体の広告の仕事にも携わっています。
STUDIO VOICE
アートディレクター/クリエイティブディレクターとして広告の分野でも活躍する清水氏ですが、特に有名なのがエディトリアルデザイン(アートディレクション)の領域です。1980年代から現在まで昭和・平成・令和という3つの時代にわたり、それぞれの時代のカルチャーシーンを鋭く切り取るような多くの人気雑誌をデザインしています。
PHOTO by Ryu Tamagawa現代ではほとんどの情報やカルチャーがデジタルに置き換わりつつあることも、開催の背景の1つとなりました。この展覧会をアナログの紙を使った雑誌のデザインをあらためて眺めてもらう機会とする意図があり、「いま、それはどんなふうに受け取られるのだろうか」という想いも込められています。
X-MEN
CUT
ROCKIN’ON JAPAN
新潮社月刊シリーズ
FILT
WE/1979年にタブロイド版から始まった「STUDIO VOICE」をはじめ、今回の展示ではさまざまな “デザインの軌跡” が紹介されます。
PHOTO by Jan Buus* * * * * * * * * *
■期間:
2024年3月27日(水)~4月2日(火)
■開催場所:
スパイラルガーデン
東京都港区南青山5-6-23 スパイラル 1F
■問い合わせ先:
117 PRESS/清水正己デザイン事務所
url. https://www.shimizu-design.co.jp/
【目次】
流行通信社から独立したアートディレクター
1953年に長野県で生まれた清水正己氏は、1975年に多摩美術大学デザイン科を卒業し、1979年に流行通信社に入社しました。1986年に同社を退社して、清水正己デザイン事務所を設立しています。
PHOTO by Hajime Sawatari清水氏は1985年に「スタジオ・ボイス(STUDIO VOICE)」のエディトリアルデザインでADC賞に選ばれたのをはじめ、これまで多くの賞を受賞してきました。POLA/花王/住友林業/東京都中小企業振興公社/環境省/オンワード樫山/新日本石油/日本信販/HITACHI/NTT-ME/キリン/サッポロ/サントリー/資生堂/日産自動車/日本テレコム/PARCO/VIVREといった名だたる企業・団体の広告の仕事にも携わっています。


時代を彩ってきた雑誌のデザインを紹介する展覧会
今回の展覧会は117 PRESSが主催し、INFASパブリケーションズ/ロッキング・オン/パーソルキャリア/新潮社/ポーラといった各社の協力のもとで開催されます。企画は「ある日とつぜん、清水正己がアートディレクションしてきた数多くの雑誌が眠る書庫について話している時にはじまった」そうです。1980年代から魅力的な情報を発信してきた “雑誌たち” を眠らせたままで良いものだろうか、という考えがもとになっています。
300冊以上もの雑誌が展示される貴重な機会
清水氏が手掛けてきた雑誌には、さまざまなものがあります。1984年創刊の男性ファッション誌の「X-MEN」、1986年に独立してから始まった「ROCKIN’ON JAPAN」、“一番かっこいいインタビューマガジン” を目指した「CUT」、グラビア誌・写真集の新しいスタイルを提案して12年も続いた「新潮社月刊シリーズ」、フリーペーパーの「FILT」や「WE/」など、各時代での最先端に触れられるものばかりです。





清水氏が制作に関わってきた300冊以上もの雑誌が展示され、時代の移り変わりやデザインの変遷を知るうえでも貴重な展覧会です。

■期間:
2024年3月27日(水)~4月2日(火)
■開催場所:
スパイラルガーデン
東京都港区南青山5-6-23 スパイラル 1F
■問い合わせ先:
117 PRESS/清水正己デザイン事務所
url. https://www.shimizu-design.co.jp/

編集部おすすめ