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「SUZURI」がスキルシェア市場に本格参入
「SUZURI」には、2024年6月末の時点で83万人超のクリエイターが登録しています。今回提供が開始された「タクラミ」は、クリエイターにとってのさらに新たな活躍の機会を創出するスキルシェアを活用した機能です。
手数料10%を除く金額がクリエイターの利益
クリエイターは、提供する作品の金額、募集する人数や納品時期、どのような作品を提供するかまで、前もって自由に設定できます。設定できる販売金額は1,000~50,000円で、販売金額から手数料の10%を引いた金額がクリエイターの利益(トリブン)です。
トラブルが起きにくいシンプルなやり取り
クリエイターと応募者のやり取りがシンプルであることも特徴です。「クリエイターが募集内容を設定・公開」→「応募者が募集に沿った情報を送る」→「クリエイターが作品を納品」という1往復のやり取りのみで完結します。作品制作のための打合せや複数回にわたるやり取りなどが発生せず、クリエイターと応募者の間での直接的な個人情報の受け渡しの必要もなく、クリエイターは作品の制作に集中できます。トラブル防止のため「SNSなど外部サービスを利用しての打ち合わせや修正対応はお控えください」とも明記されています。
完成させた作品の納品の方法は、基本的には「SUZURI」上への作品データのアップロードです。
クリエイター特集やピックアップのページも用意
「タクラミ」機能の実装にあわせて、著名なクリエイターによる作品企画をまとめた特集ページも公開されました。この特集では、SUZURIによる「今注目のクリエイター」として22名の企画が紹介されています。
両者の企画とも本記事の執筆時点では既に募集人数は「残り0枠」となっていますが、この「クリエイター特集」は、「タクラミ機能でどのようなことができるのか」を把握しやすいページと言えるでしょう。そのほか「タクラミピックアップ」として、「7月に公開されたタクラミ」を集めたページも別途に公開されています。
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有償でリクエストを受け付けるコミッションのプラットフォームは、クリエイターが創作活動を続けるために必要な “収入” を得られる場として、近年では大いに活用されています。YouTuberやVTuberの普及に関連して、企業・メディア以外の個人による作品の発注が圧倒的に増えたことも大きな要因の1つです。
「SUZURI」の「タクラミ」では、今後は先着順ではなく抽選で購入者を募る機能や、購入者がクリエイターへのお礼として料金を上乗せできる機能も追加リリースが計画されています。さらに、従来のオリジナルグッズの作成・販売と連動した「SUZURIグッズ化」機能なども実装される予定です。
GMOペパボ株式会社
URL:https://suzuri.jp/lp/commission
2024/07/19
