「NEWVIEW」プロジェクトによるグローバルなクリエイティブアワード「NEWVIEW AWARDS 2024」が開催中です。今回から、Apple Vision Proのコンテンツを募る「Spatial Computing部門」も新設されています。


【目次】

「STYLY」で制作・公開された作品が対象

2018年に始動した「NEWVIEW」は、株式会社パルコ、株式会社STYLY、株式会社ロフトワークによる共同プロジェクトです。「NEWVIEW AWARDS」は、「超体験のデザイン」を牽引するような次世代のアーティストやクリエイターを発掘・発信することを目的としています。

空間コンピューティング部門が新設されたクリエイティブアワード「NEWVIEW AWARDS 2024」
本アワードは「3次元の空間表現」が当たり前のものになる近未来に先駆けて、新たな表現やカルチャー/ライフスタイルを追求する企画です。過去6年間では、世界26カ国から計841作品のエントリーがありました。

応募条件は、空間コンピューティングプラットフォームの「STYLY」で作られた作品であることです。UTC(協定世界時)で2024年12月17日(火)の12:00まで応募を受け付ける「Site-specific AR部門」と、2024年10月16日(水)の12:00が締め切りの「Spatial Computing部門」があります。

「Spatial Computing部門」は制作支援付き

「Spatial Computing部門」では、Apple Vision Proで体験可能なコンテンツが募集されています。10月下旬に応募作品の中から10作品ほどを制作支援対象作品として選定し、企画の具体化に当たって「STYLY」による技術支援を受ける機会が提供される予定です。

空間コンピューティング部門が新設されたクリエイティブアワード「NEWVIEW AWARDS 2024」
対象に選ばれたクリエイターは、12月17日(火)の12:00(UTC)まで、制作支援を受けながら応募作品のブラッシュアップを行います。制作支援には「技術に紐づいた企画の具体化の支援」や「制作における技術支援(Discordでのテキストチャットを予定)」があり、ファイナリスト作品は2025年2月に都内で展示される予定です。

「Site-specific AR部門」は “場所性” がポイント

「Site-specific AR部門」では、場所性を生かして「現実世界のリフレーミングを通して未来の物語を紡ぐ作品」が募集されています。「場所性」という点については、「STYLY」の機能にある都市テンプレートやImmersalを使用することでサイトスペシフィックな作品の制作が可能です。

空間コンピューティング部門が新設されたクリエイティブアワード「NEWVIEW AWARDS 2024」
それらの機能を使っていない作品でも応募はできますが、今年度は「場所性を生かし現実世界との関係性を問う」ということをテーマとして掲げているため、作品の応募の際に「どの場所で体験するか」の提示が必要とされています。「Spatial Computing部門」と同じく、ファイナリスト作品は2025年2月に都内で展示される予定です。


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■応募締切
Spatial Computing部門:2024年10月16日(水)12:00 UTC
Site-specific AR部門:2024年12月17日(火)12:00 UTC

■応募資格:
空間コンピューティングとARの作品/「STYLY」を使って制作・公開された作品が対象/制作プロセスにおいて3DCGやゲームエンジンやDAWなどの「STYLY」以外のツールを使用することはOK/発表済みの作品も応募可

■賞:
各部門 GOLD(5,000USドル)
ほか

■問い合わせ先:
NEWVIEW PROJECT(STYLY、PARCO、Loftwork)
url. https://newview.design/AWARDS

空間コンピューティング部門が新設されたクリエイティブアワード「NEWVIEW AWARDS 2024」
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