フェルナン・レジェ『サーカス』pp.84-85 1950年刊 リトグラフ・紙2024年12月26日(木)まで、高崎市美術館にて「美術が奏でる音楽」展が開催されています。「音楽」をテーマに同美術館のコレクションを紹介している展覧会です。
1990年代生まれで群馬県出身の3人の作家の特集展示も同時開催されています。

【目次】

音楽を感じさせるような美術作品を紹介

「美術が奏でる音楽」では、音楽を感じさせるような美術作品が紹介されています。楽器や演奏者が直接的に描かれた油彩画はもちろん、静かなメロディを奏でているかのような銅版画、大胆な色使いで弾むような音をイメージさせる作品など、音楽を連想させるアートを楽しめる展覧会です。

会場の高崎市美術館は1991年7月に開館し、収蔵作品を広く紹介するとともに、各種の企画展を展開しています。「美術が奏でる音楽」展でも、「音楽」というテーマに沿いながら、高崎市美術館の貴重なコレクションが紹介されています。

ギャラリートークも実施

12月22日(日)の14:00からは、学芸員による「美術が奏でる音楽」ギャラリートークが実施されます。こちらは参加無料(要観覧料)の企画で、事前申込は不要です。

音楽を連想させるようなアートを鑑賞できる高崎市美術館の「美術が奏でる音楽」展
豊田一男《笛を吹く人》1978年 油彩・キャンバス

3名の作家が参加している同時開催の特集展示

さらに高崎市美術館では、「特集展示 岡田菜美/高橋海斗/竹内美絵」も同時開催されています。群馬県出身で1990年代生まれの3人の作家に注目した内容です。岡田菜美氏と竹内美絵氏は画家、高橋海斗氏は写真家で、三者三様のスタイルで表現された作品を鑑賞できます。

作品の例として、高崎市美術館のWebサイトでは、ラッカー・アクリルで描かれた岡田菜美氏の「one view No.58」、動物の表情をアップでとらえた高橋海斗氏の「野生の眼」、アクリル・銀ペンで表現された竹内美絵氏の「鼓動I」が紹介されています。移ろいゆく時間と記憶、峻烈な自然と動物たち、鼓動する生命の形など、いずれの作家の作品もそれぞれのテーマを熱く追求している見応えのあるアートです。

音楽を連想させるようなアートを鑑賞できる高崎市美術館の「美術が奏でる音楽」展
岡田菜美《one view No.58》2022年 ラッカー・アクリル gallery UG蔵
音楽を連想させるようなアートを鑑賞できる高崎市美術館の「美術が奏でる音楽」展
高橋海斗《野生の眼》2021年 作家蔵
音楽を連想させるようなアートを鑑賞できる高崎市美術館の「美術が奏でる音楽」展
竹内美絵《鼓動Ⅰ》2022年 アクリル・銀ペン 作家蔵* * * * * * * * * *

■期間:
2024年11月23日(土・祝)~12月26日(木)

■開催場所:
高崎市美術館
群馬県高崎市八島町110-27

■問い合わせ先:
高崎市美術館
url. https://www.city.takasaki.gunma.jp/site/art-museum/

音楽を連想させるようなアートを鑑賞できる高崎市美術館の「美術が奏でる音楽」展
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