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横山大観らによる再興から110年の院展
日本画の研究団体である日本美術院は、1898年に岡倉天心(1863~1913年)の指導のもとで創設されました。現在では公募展の名称である「院展」で広く知られています。日本美術院は、岡倉天心の没後の1914年に横山大観(1868~1958年)らによって再興され、同年に日本橋三越本店で「日本美術院再興記念展覧会」が開催されました。2025年はそこから110周年の節目の年です。それを記念した「再興第110回院展記念展」として、今回の展覧会の開催が決定しました。
歴代の巨匠と現在の画家の作品を一堂で展示
本展では、横山大観のほか、安田靫彦(1884~1978年)、奥村土牛(1889~1990年)、小倉遊亀(1895~2000年)、平山郁夫(1930~2009年)、松尾敏男(1926~2016年)といった巨匠たちの作品が一挙に紹介されます。特に注目されるのは横山大観の「生々流転(未完)」で、全幅の展示は半世紀ぶりのことです。

会期中に開催される2つのトークイベント
会期中に各種の関連イベントも開催されます。2月22日(土)の14:00からは横山大観記念館代表理事の横山浩一氏と手塚雄二氏、3月1日(土)の14:00からは奥村土牛に師事した西田俊英氏を招いてギャラリートークを開催予定です。展覧会の入場チケットのみで参加でき、事前予約は必要とされていません。各日10:00から会場入口で整理券が配布されます。
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■期間:
2025年2月19日(水)~3月3日(月)
■開催場所:
日本橋三越本店 本館7F 催物会場
東京都中央区日本橋室町1-4-1
■問い合わせ先:
公益財団法人日本美術院/日本橋三越本店
tel. 03-3241-3311(日本橋三越本店 大代表)
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