2025年3月27日(木)から4月6日(日)まで、東京ミッドタウン内の多摩美術大学 TUBにて、入場無料の「ポケモンと考える アート・環境教育展 3」が開催されます。身の回りのものを使って美大生が制作した70数体のポケモンを鑑賞できる展覧会です。


【目次】

ポケモンを通じてアートと環境問題に触れる企画

本展は、財団法人ポケモン・ウィズ・ユー財団の協力のもとで開催される恒例の企画です。2024年春に引き続いての開催となり、今年で第3回目を迎えます。

美大生が身の回りのもので作ったポケモンを披露する「ポケモンと考える アート・環境教育展 3」
2024年開催時の様子本展は、ポケモンを通して、アート教育で育まれる感性や創造性、それと環境教育とを一緒に学んでいく機会を提供することを目的としています。地球温暖化をはじめ、環境の変化に目を向けて、自然と人々の暮らしを近づけるためのデザイン、リサーチ情報が展示されることも特徴です。

70体以上の工夫されたポケモンたちが集合

メインの展示は、さまざまな身の回りのものを材料として制作されたポケモンたちです。「POKÉMON UPCYCLE SCULPTURE」と題されたこの展示では、多摩美術大学プロダクトデザイン専攻Studio3の学生たちが制作した70体以上のポケモンたちが集まります。

Studio3は、プロダクトデザイン専攻の中でも、美大ならではの提案力を大事に考え、造形力を中心にクリエイティブな表現力を育成しています。現在取り組んでいるのは、循環型社会の構築や、ゴミ問題の解決を目指す「すてるデザイン」です。

今回の展示では、ピカチュウ、リザードン、イーブイなどの人気のポケモンたちに加え、オーガポン、ゾロア、レジギガスなどの新作も登場しています。いずれも「工夫してつくることの面白さ」が伝わってくる作品ばかりです。

美大生が身の回りのもので作ったポケモンを披露する「ポケモンと考える アート・環境教育展 3」
美大生が身の回りのもので作ったポケモンを披露する「ポケモンと考える アート・環境教育展 3」

ユニークな関連イベントも魅力

本展の関連イベントとして、3月29日(土)と4月6日(日)には、各日3回の「君だけのモンスターボールをつくろう」ワークショップが実施されます。小学生と保護者のペアが参加し、段ボール古紙を素材とする球状の花火玉皮を使って「世界に1つだけのモンスターボール」を作る内容です。

美大生が身の回りのもので作ったポケモンを披露する「ポケモンと考える アート・環境教育展 3」
また、本展の開催にあたり、身の回りのものを材料として子どもたちが思い描くピカチュウを作る試みも行われています。その作り方もWeb上で公開される予定です。

©Pokémon. ©Nintendo/Creatures Inc. /GAME FREAK inc.
ポケットモンスター・ポケモン・Pokémonは任天堂・クリーチャーズ・ゲームフリークの登録商標です。

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■期間:
2025年3月27日(木)~4月6日(日)

■開催場所:
東京ミッドタウン・デザインハブ内 多摩美術大学 TUB
東京都港区⾚坂9-7-1 ミッドタウン・タワー 5F

■問い合わせ先:
多摩美術大学 TUB
url. https://tub.tamabi.ac.jp/

美大生が身の回りのもので作ったポケモンを披露する「ポケモンと考える アート・環境教育展 3」
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