2025年4月5日(土)から4月10日(木)まで、渋谷ヒカリエ8/CUBEにて、大畑伸太郎氏の個展「消えたい朝に猫がいた。」が開催されます。大畑氏は、絵画と立体を組み合わせた作品を制作している画家です。
今回の展覧会では入場無料で作品を鑑賞できます。

【目次】

日常の光をとらえてドラマティックに表現

1975年生まれの大畑伸太郎氏は、何気ない風景を映画のひとコマのように描く画家です。朝焼けや夕焼けなどの自然の光、夜のコンビニエンスストアや明け方のファーストフード店の明かり、雨の日に濡れたアスファルトからの照り返しなど、日常にあるさまざまな “光” をとらえてドラマティックに表現しています。

絵画と立体を組み合わせた表現を展開している画家・大畑伸太郎氏の個展「消えたい朝に猫がいた。」
大畑伸太郎氏大畑氏が2006年から現在に至るまで取り組んできたのが、絵画と立体を組み合わせて1つの世界観を構築する手法です。画面の中の登場人物が立体で表現され、まるで飛び出す絵本のような独特な表現となっています。

絵画と立体を組み合わせた表現を展開している画家・大畑伸太郎氏の個展「消えたい朝に猫がいた。」
大畑伸太郎「虹」2021年制作/2025年リメイク

単に描くだけでなく「伝える」ための手法

絵画と立体の組み合わせの手法は、大畑氏による「自分の作品の世界観を、見てくださる方にもっとリアリティを持って感じていただくにはどうすべきか?」という模索の中で誕生しました。映画や舞台の書き割りからインスピレーションを受けたことがきかっけとなっています。

大畑氏は、絵画の手前に立体を置くことで「絵の中の空気、世界観をより臨場感を持って伝えることができるのではないか」と考えたそうです。その独特なスタイルでの表現は国外でも支持され、アメリカのカルチャー誌では表紙に起用されています。2021年にはサンクトペテルブルグの美術館で個展が開催され、現地の情報サイトで同年のベスト展覧会にも選ばれました。

絵画と立体を組み合わせた表現を展開している画家・大畑伸太郎氏の個展「消えたい朝に猫がいた。」
大畑伸太郎「消えたい朝に猫がいた。」(部分)2024年

作中に含まれた物語性も楽しめる展示

今回の個展は、その絵画と立体を組み合わせる制作手法の集大成となる展示です。9点の新作と、今回のためにリメイクされた作品2点の全11点が展示されます。

絵画と立体を組み合わせた表現を展開している画家・大畑伸太郎氏の個展「消えたい朝に猫がいた。」
大畑伸太郎「消えたい朝に猫がいた。」2024年展示作品の例として、展覧会のタイトルにもなっている「消えたい朝に猫がいた。」という作品を含む連作では猫と女の子が登場し、大畑氏が “自らの絵” を見つけ出すまでの道のりが投影されています。絵画と立体によるビジュアルとともに、そこに内包された物語性も楽しめる展覧会です。


絵画と立体を組み合わせた表現を展開している画家・大畑伸太郎氏の個展「消えたい朝に猫がいた。」
大畑伸太郎「世界一安全な場所」2024年なお、本展は東京を拠点に現代美術家のマネージメントなどを手掛ける「ユカリアート」の設立20周年を記念した展示の1つでもあります。「ユカリアート」には大畑氏を含めて現在5名の作家(いしかわかずはる氏/大畑伸太郎氏/藤永結氏/吉田朗氏/淀川テクニック氏)が在籍し、各方面で活躍中です。

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■期間:
2025年4月5日(土)~4月10日(木)

■開催場所:
渋谷ヒカリエ 8/CUBE
東京都渋谷区渋谷2-21-1 渋谷ヒカリエ 8F

■問い合わせ先:
ユカリアート
url. https://yukari-art.jp/jp/

絵画と立体を組み合わせた表現を展開している画家・大畑伸太郎氏の個展「消えたい朝に猫がいた。」
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