【目次】
調査対象が現役デザイナーであることが特徴
デザポケは、グラフィックデザインを中心として、広告/印刷・製造/Web/企業ブランディングなどの仕事を手掛けるクリエイティブ企業です。クライアントのビジネス課題を解決するためのサービスを展開しています。今回のアンケートでは主に、現役のWeb・広告デザイナーがやりがいを感じることやストレスを感じる要因について調査が行われました。回答数は62名で、設問によっても異なります。調査対象が現役のデザイナーであることが最大の特徴です。本調査は、X/DM/社内連絡網/Webアンケートを利用したインターネット調査のかたちで実施されました。
どのような道筋でデザイナーになったか
まず最初の3問は、デザイナーになるまでの経緯を尋ねる項目です。出身学校(最終学歴)は「芸術以外の大学・大学院」が最も多い結果でした。これについてデザポケでは「Web・広告デザイナーのキャリアが特定のバックグラウンドに限定されたものではなく、多彩な学歴からアクセスが可能」と分析しています。


現役のデザイナーが考えるデザインに大切なこと
「デザインで1番重要なことは?」という質問では、「デザインのスキル・センス」という回答が多数でした。約半数の47.5%です。
デザイナーが仕事に満足しているポイント
次の質問は「広告・Webデザイナーとして最も満足している点は?」というものです。「やりがいがある」や「柔軟な働き方ができる」という回答が多く見られます。特筆すべき回答として、「正解がないこと」を満足している点に挙げた人も1人います。「正解がないこと」は一見すると難しいことにも感じられますが、それこそが「楽しい」というやりがいにつながっているのかもしれません。
仕事でどんなときにやりがいを感じるか?自分が手掛けた制作物が、公共の場など実際に人の目に触れているシーンを見ると嬉しい気持ちになり、やりがいを感じる自分の制作物の効果で売上が伸びたなど、クライアントの利益につながったという評価があったとき計画通りに制作を完了できたときの充実感が、仕事へのモチベーションを高める提案がクライアントの期待に応えられたときや、ヒアリングを通じて顧客の課題を明確にできたとき、この仕事の意義を強く感じるミスや手戻りが最小限に抑えられ、円滑に業務を完了できたときに、仕事の質に対する満足感と達成感を得られる担当プロジェクトが大きな売上を記録したとき、仕事の成果を実感し、深いやりがいを感じる制作物が多くの人々に受け入れられ、ポジティブな反応を得られたとき専門性を高め、自分の力で成果を上げ、その対価として収入を得られることに大きな達成感とやりがいを感じる
デザイナーが不満に感じていること
反対に、「広告・Webデザイナーとして最も不満な点は?」という質問では、1位の回答が「長時間労働と納期に追われるストレス」というものでした。「クライアントの要求への対応」や「デザインの完成への不満とプレッシャー」も高い数値を示しています。1位の「納期に追われるストレス」はある種の「プレッシャー」ととらえることもでき、デザイナーがプレッシャーに向き合わなければならない職業であることが感じられます。
長時間労働と納期に追われるストレスにどう対応している?業務を効率的に進めるための計画を立案し、ストレスを最小限に抑えるように努めている関係各所と円滑なコミュニケーションを図り、サポート体制を構築することで、ストレスをコントロールしている外部の協力体制を構築し、業務の繁閑に応じた柔軟な対応を可能にすることで、ストレスを軽減している徹夜するあきらめる休日に出てやる残業するみんなに助けてもらうクライアントとの納期に関する協議を行い対応するなんとかなると思い込む絶対に無理!と思ってもなんとかなる* * * * * * * * * *
今回の調査では最後に「現在の収入」や「現在の勤務時間」についての満足度も調査されており、全体的には「やや満足している」「満足している」というポジティブな傾向が高い結果でした。一方で「やや不満」や「不満」といった声もそれなりにあり、デザポケでは「業界や企業、個人のスキルや経験・働き方によって大きく異なる可能性がある」と結論付けています。


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2025/04/22
