高速オフセット、「kome-kami 浮世絵ホワイト」の印刷サービスを正式に開始

株式会社高速オフセットが、廃棄米を活用した用紙「kome-kami 浮世絵ホワイト」での印刷サービスの提供を正式にスタートさせています。同時に印刷サンプルの無料郵送サービスも開始されました。専用サンプルはポストカードとしても使用できます。

【目次】

サステナブルな紙の普及を目指す取り組み

高速オフセットが運営している「KAMIKEN」は、サステナブルな紙の普及に取り組んでいるプロジェクトチームです。紙製品の製造や啓発活動も展開し、「ワクワクする紙製品で、持続可能な世界をつくる」ことを目指しています。

同プロジェクトの紙で人気が高いのが、廃棄される米を活用した「kome-kami」です。風合いがある特殊紙で印刷適性も高く、用紙の売り上げの1％はフードバンクに寄付されます。

生成りの色合いの「ナチュラル」に続き、2024年に「浮世絵ホワイト」が開発されました。「浮世絵ホワイト」は、キラリと輝く美しい白色が特徴です。この「浮世絵ホワイト」の取り扱いに関して問い合わせが増えている中で、枚葉機での印刷テストを経て、正式に印刷サービスが開始されています。

実際の風合いや発色具合を確認できるサンプル

印刷サービスの正式スタートにあわせて、専用の印刷サンプルの無料郵送サービスも開始されています。セット内容は、「kome-kami ナチュラル」の菊判 93.5㎏とL判 273㎏、「kome-kami 浮世絵ホワイト」のL判 215.5㎏とL判 290.5㎏で、印刷されている絵柄はランダムです。「ナチュラル」と「浮世絵ホワイト」の違いについても、実際に手元で確認できます。

左が「kome-kami ナチュラル」で、右が「kome-kami 浮世絵ホワイト」サンプルはポストカード仕様となっており、比較に使ったあとはポストカードとしての利用も可能です。同社での発注を想定している企業向けのサービスで、同社Webサイトにて申し込みができます。

15種類の紙を比較できる「SDGs用紙サンプル帳」

ポストカード仕様の専用サンプルとは別に、同社が企業向けに提供している「SDGs用紙サンプル帳」にも「kome-kami 浮世絵ホワイト」が追加されました。「SDGs用紙全般でどの用紙を使うか悩んでいる」という場合には、こちらの見本帳が適しています。15種類の用紙と掲載できるロゴマークの確認が可能です。

「SDGs用紙サンプル帳」の紙の大きさは名刺サイズで、イラストは印刷されていません。また、郵送サービスでは「SDGs用紙サンプル帳」と「kome-kamiナチュラル＆浮世絵ホワイトの印刷サンプルセット」は、どちらか1つのみを選んで申し込むことができます。

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印刷サービスについては、商材やサービスに関する相談フォームから問い合わせができます。そちらは印刷物の発注を受け付けているフォームです。「kome-kami 浮世絵ホワイト」は、アップサイクルの観点で優れた紙であると同時に、「ナチュラル」と比べてはっきりと分かる地色の白さがあり、データ通りの色味が再現されやすく墨文字との相性も良い紙になっています。

株式会社高速オフセット
URL：https://www.kousoku-offset.co.jp/

2025/06/04