キーボードアプリ「Simeji」を提供しているバイドゥ株式会社は、2025年上半期に世界16カ国で最も多く使われた絵文字の動向を調査しました。その結果が、世界各国の絵文字の文化の違いを感じさせるランキングとして公開されています。
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そんな「Simejiランキング」が今回注目したのは、世界の各国の絵文字文化の違いです。7月17日が「世界絵文字デー(World Emoji Day)」であることにちなんで調査が実施され、日本を含む16カ国での傾向が、トップ5までを示すランキング形式で公開されました。
日本でのトップ5日本では2位に「汗」の絵文字、3位に驚きを示す「2つの赤い感嘆符(!!)」が選ばれ、4位は「笑い転げる顔」で、5位は「懇願する顔」でした。バイドゥによる分析では、多くの国でトップ5にランクインしているハート系の絵文字が、日本ではランクインしていないという特徴も指摘されています。
世界各国で人気の高い「ハート系」の絵文字は日本ではランクインしていない
アメリカ・イギリス・イラクの3カ国のみで「割れたハート」がランクインまた、ロシアでは、16カ国のうち唯一「赤いハート」の絵文字が1位となりました。ほかの15カ国ではランキングに見られないストレートな「キスマーク」の絵文字も3位にランクインしています。積極的に愛情表現をする文化であることが際立つ結果と言えるでしょう。
ロシアでのみトップ5にランクインした「キスマーク」の絵文字さらにユニークであったのは、インドネシアの3位に「モアイ」の絵文字がランクインしていることです。この絵文字は「無表情」や「乾いた笑い」を示し、相手の発言に呆れたときのスラング的なリアクションとして使われているそうです。海外ならではのネット文化であるため、海外のユーザーとのやり取りの際には頭に入れておくと良いかもしれません。
インドネシアでの「モアイ」のランクインはSNSミーム文化が強く反映されたユニークな結果今回の絵文字にまつわる調査では、世界各国でかなり異なる傾向があることも明らかになりました。日本も「あまりハートを使わない」「汗や感嘆符など顔以外の記号で相手への気遣いを示す」という独特な傾向が見られます。また、各国の違いとともに、かなり多くの国で「大泣きしている顔」が共通して使われていたのも、興味深い結果でした。
バイドゥ株式会社
URL:https://simeji.me/
2025/07/30
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Z世代の声が反映されやすいランキング
バイドゥは「Simeji」アプリ上でアンケートを実施し、その調査結果を「Simejiランキング」として公開しています。「Simeji」が主にZ世代に人気を集めていることから、Z世代のユーザーの最新のトレンドが反映されやすいランキングです。これまでにも「注目の次世代SNS」「落ち込んだ時の対処法」「お父さんをかっこいいと感じる瞬間」「お母さんの尊敬しているところ」など、数々の興味深いランキングが発表されてきました。そんな「Simejiランキング」が今回注目したのは、世界の各国の絵文字文化の違いです。7月17日が「世界絵文字デー(World Emoji Day)」であることにちなんで調査が実施され、日本を含む16カ国での傾向が、トップ5までを示すランキング形式で公開されました。
世界で最も多く使われた絵文字と日本の傾向
2025年の上半期には、世界で最も多く使われた絵文字は「大泣きしている顔」の絵文字でした。調査対象となった16カ国のうち、12カ国で1位に選ばれています。この「大泣きしている顔」の絵文字は日本でも1位となりました。悲しいときはもちろん、感動、共感、喜びなど幅広い感情を表現できる汎用的なリアクションとして活用されているようです。

世界各国の特徴的な絵文字の使い方
そのほか、世界各国のランキングでは、それぞれの国の特徴が強く表れているものもあります。たとえばアメリカやイギリスでは失恋を示す「割れたハート」の絵文字がランクインし、感情を幅広くストレートに表現する文化であることが指摘されています。「割れたハート」は失恋だけでなく、日常の軽い悲しみや失望をユーモラスに表現する絵文字でもあるようです。


バイドゥ株式会社
URL:https://simeji.me/
2025/07/30

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