株式会社Brushupは、新たなコミュニケーションツールの「Brushup Social」をリリースしました。PDFや画像や動画などのファイルをアップロードし、リンクを共有することで、誰でも手軽に描き込みやコメントができるサービスです。


【目次】

誰でも簡単に使いやすいコラボツール

同社は、コンテンツ制作現場向けのレビューツール「Brushup」を約10年間にわたって提供してきた企業です。「Brushup」はディレクターとデザイナーとのやりとりを効率化する制作管理サービスとして開発され、2017年度のグッドデザイン賞を受賞しています。静止画や動画やOfficeドキュメントなどに対して、インターネット上でフィードバックができるサービスであることが特徴です。

新登場の「Brushup Social」も、同じく主にコンテンツ制作現場での利用を想定したコミュニケーションプラットフォームとして開発されました。「Brushup」はビジネス前提での仕様であったため、ITが苦手な人にはハードルが高く感じられることもあったようですが、「Brushup Social」はより気軽に誰でも使いやすいプラットフォームとしてログインも専用アプリも必要としない無料サービスとして提供されます。

「Brushup Social」の基本的な使い方

本サービスの使い方として、まずはファイルを共有したい人がパソコンやスマホでデータをアップロードします。リンクを取得してメールやチャットでシェアすれば、そのアップロードしたファイルに対して招待された人たちが気軽にコメントを付けたりできる仕組みです。

アップロードしたファイルについて手描きやコメントでやり取りできる「Brushup Social」
アカウント登録やログインを必要としないため、誰でも気軽に使うことができます。動作環境としてパソコンやスマホのWebブラウザのみが必要で、推奨されている環境はGoogle Chromeです。対応ファイル形式はPDF/JPG/PNG/MP4/MOVで、データ容量の上限は500MBまでとされています。ファイル保存期間は、アップロード後30日間です。

クリエイティブな現場以外でも活躍の可能性

クリエイティブな現場で本サービスが特に役立つのは、クリエイターが制作したデータのクライアントによるチェック(校正や承認)などでしょう。コミュニケーションにおけるペーパーレス化を実現できます。

さらに本サービスは、そのほかにもさまざまな活用の可能性が広がっていることが特徴です。
「ボランティア団体や地域コミュニティの行事案内や会報誌の内容チェック」や「サークルやクラスでのイベント活動で使うチラシやムービーのチェック」など気軽に使えるため、幅広い利用シーンに対応します。

アップロードしたファイルについて手描きやコメントでやり取りできる「Brushup Social」
ややユニークな使い方としては、「友人どうしで作品を見せ合って意見をもらう」といった使い方もできます。動画にも手描きやコメントができるため、スポーツの指導などにも使える可能性を秘めたツールです。

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類似サービスは基本的に有料化を前提としたものも多くあり、アップロードできるファイルの数や招待できるユーザー数、保存期間などに制限が設けられているケースも少なくありません。「Brushup Social」は、完全無料で気軽に利用できることが最大の魅力と言えるでしょう。アップロードしたファイルの閲覧に関しては、任意のパスワード設定も可能です。

株式会社Brushup
URL:https://brushup.social/

2025/07/31

アップロードしたファイルについて手描きやコメントでやり取りできる「Brushup Social」
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