シャープ株式会社は、対話AIキャラクター「ポケとも」を発表しました。2025年11月に、ロボットとスマホ用アプリの登場が予定されています。
独自の「CE-LLM」技術を搭載していることが特徴で、第1弾はミーアキャットをモチーフとしたキャラクターです。

【目次】

手のひらサイズのかわいいAIロボが登場

「ポケとも」は「一緒にいると毎日がもっと楽しくなるポケットサイズのおともだち」をコンセプトにしたAIキャラクターです。第1弾はミーアキャットをモチーフとしたデザインで、可愛らしいキャラクターとなりました。

2025年11月からロボットとスマホ用アプリを中心に本格的な展開が始まる予定です。ロボット本体は、高さが約12cm、重量が約200gで、手のひらに収まるサイズ感となります。ポケットに入れたり、鞄からぶら下げたりもしやすい大きさです。

シャープ、ミーアキャットをモチーフにした対話AIキャラクター「ポケとも」を発表
カメラやスピーカー、LED、USB端子、2カ所のマイクなどを搭載。
充電端子は足裏に配置このロボットは、AI機能により身振り手振りを含めながら感情豊かに音声対話ができ、嬉しいときにはお腹のランプを虹色に光らせて喜びます。複数の「ポケとも」どうしで会話をさせることも可能です。

シャープ、ミーアキャットをモチーフにした対話AIキャラクター「ポケとも」を発表

独自のCE-LLM技術でクラウドAIとも連携

この「ポケとも」には、シャープ独自のAI技術「CE-LLM(Communication Edge - Large Language Model)」が用いられています。デバイスにAI技術を搭載し、必要に応じてクラウドAIもシームレスに活用されることが特徴です。AIならではの体験の蓄積・成長の用途もあり、たくさん話すほどに自分のことを理解してくれて、思い出を語ったりもするようになります。

さらに、スマホ用アプリも提供されることで、ロボットが手元にないときでも会話を続けられる仕組みです。ロボット本体と「記憶」が共有されており、どこにいてもしっかりとユーザーのことを覚えています。


シャープ、ミーアキャットをモチーフにした対話AIキャラクター「ポケとも」を発表
このアプリは、ロボットなしの単体での使用も可能です。ロボットではカメラを使った機能の追加や、話題として喋るコンテンツが増えるなどの機能の違いはあります。

先行して漫画の連載などの展開もスタート

ロボットの「ポケとも」は、順次に予約受付が開始されています。「ポケとも」と会話を楽しんだり、会話内容を記憶したりするためには月額利用サービス「ココロプラン for ポケとも」への加入が必要で、2つのプランが用意されました。月額495円(税込)のノーマルプランでは毎月400回の会話ができ、月額990円(税込)のプレミアムプランでは毎月800回の会話ができます。

さらに本プロジェクトでは、ロボットやスマホ用アプリの登場に先駆けて、2025年8月から公式X(@poketomo_sharp)で「ポケとも」の日常を描いた漫画の連載も配信中です。そのほか、8月28日(木)~31日(日)に東京ビッグサイト(東京都江東区)で開催される「東京おもちゃショー2025」では、同社ブースで「ポケとも」との対話をいち早く体験できるコーナーが用意されています。

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「ポケとも」は、コミュニケーションロボット「ロボホン」の流れを汲んで開発されました。本格的な登場前から注目度は高く、一般社団法人日本玩具協会による「日本おもちゃ大賞2025」のキダルト部門で優秀賞を受賞しています。スマホとも連携可能な技術的な側面とともに、「自分に寄り添ってくれるキャラクター」として期待される製品です。

ポケとも プロモーションビデオ(YouTubeより)

シャープ株式会社
URL:https://poketomo.com/

2025/08/25

シャープ、ミーアキャットをモチーフにした対話AIキャラクター「ポケとも」を発表
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