Monotype株式会社は、フォントサービス「Monotype Fonts」の日本語UI対応版を正式リリースしました。25万以上のフォントライブラリを備え、デザイン業務の効率化に役立つフォントサービスです。
国内外の多様なフォントを一元管理できます。

【目次】

「Monotype Fonts」のサービスとは?

これまで「Monotype Fonts」は、英語/ドイツ語/フランス語/スペイン語/ポルトガル語に対応し、日本語UI対応版の登場も期待されていました。今回のリリースにより、日本市場での利用者に向けた利便性も強化されています。

25万超のフォントを管理できる「Monotype Fonts」の日本語UI対応版が登場
「Monotype Fonts」の特徴は、簡単かつ効率的に実現することができるフォント管理の機能です。25万以上のフォント、4,500以上のフォント開発元、300以上の言語に対応しています。国内外にわたる豊富なフォントを一元的に管理でき、日常的に使用するツールとの統合が可能です。

25万超のフォントを管理できる「Monotype Fonts」の日本語UI対応版が登場
URL:https://www.monotype.com/ja/fontsAdobe Illustratorなどの主要なデザインツールとの互換性もあり、サブスクリプションのプラン以外に追加でコストは発生しません。ワンクリックで同期ができて、Monotypeアプリがコンピュータ内に不足しているフォントを識別し、簡単にフォントを “補充” できます。

日本語UI対応で国内での利用環境が向上

日本語UI対応版のリリースに伴い、日本語書体を簡単に検索できる機能が追加されました。また、フォントワークスの書体を含めて430ファミリー以上の日本語書体と、Monotypeの世界的な欧文書体コレクションが1つになり、新たに各種の和欧混植フォントのファミリーも追加されています。

25万超のフォントを管理できる「Monotype Fonts」の日本語UI対応版が登場
もちろん、Monotypeのオリジナルの日本語書体である「Shorai Sans」や「たづがね 角ゴシック」も含まれ、欧文書体の定番である「Neue Helvetica」や「Gotham」なども収録済みです。

25万超のフォントを管理できる「Monotype Fonts」の日本語UI対応版が登場
また、オンデマンドフォント配信サービスである「Monotype Fonts」は、幅広いWebフォントにも対応しています。日本語Webフォントは必要な文字だけの最適な抽出が行われるため、Webサイトの表示速度をスピーディーに保つことが可能です。

ウェビナーの開催などで導入をサポート

この「Monotype Fonts」について詳しく解説するウェビナーが、2025年9月25日(木)に開催予定となっています。
無料での参加が可能で、開催時間は12:00~12:45の予定です。当日は同社の書体デザイナーである中村勇弥氏が「Monotype Fonts」の魅力を紹介します。参加にはオンラインでの事前の申し込みが必要です。

そのほか、「Monotype Fonts」に興味がある場合には、サポートへの問い合わせでも対応してもらえます。企業の幅広いニーズに対応するプランを用意していることがアピールされており、導入に不安を感じる企業の担当者は、まずは気軽に相談してみると良いでしょう。

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パソコンによるデザイン作業の黎明期からフォントの提供方法は大きく変化し、現在ではサブスク型のサービスが主流となっています。「Monotype Fonts」は非常に広範なフォントライブラリが魅力で、特にグローバルな規模での展開であることが最大の特徴と言えるでしょう。とりわけ欧文書体には他に類を見ないほどの強みを持っている印象があり、日本語UI対応版の正式リリースは嬉しいニュースです。

Monotype株式会社
URL:https://www.monotype.com/ja

2025/08/28

25万超のフォントを管理できる「Monotype Fonts」の日本語UI対応版が登場
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