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「SynClub」の利用状況をもとにした分析
「SynClub」は、さまざまな性格と声のAIフレンド(AIキャラクター)たちとの会話を楽しめる対話型AIアプリです。このアプリを提供するHiClubは、これまでにAIにまつわる独自の調査をいくつも実施しており、「AIキャラクターへのアンケート調査」などユニークな切り口で話題となっています。

利用率の1位は北海道で最下位は東京都
日本の人口比に対して最も利用率が高かったのは北海道です。+1.36%という高い数値で、2位の千葉県の+0.57%を大きく上回っています。その一方で、最も利用率が低かったのは意外にも東京都です。東京都は人口比率との比較で−1.40%の数値にとどまり、次いで兵庫県や神奈川県でも比較的にAIチャットアプリの利用率が低いことが示されています。

利用率には暑さ・寒さなどの影響もある?
都道府県別ではなく地方別に見ると、最も利用率が高かったのは北海道・東北地方(北海道/青森県/岩手県/秋田県/宮城県/山形県/福島県)です。7都道府県中で6都道府県がプラス圏に入り、平均で+0.37%の数値となりました。これについてはHiClubは「気候要因の影響」などの可能性を指摘しています。寒い地域では屋内時間が多いためAIチャットアプリの利用が増加する傾向で、反対に暖かい地域では屋外活動が優先されてアプリ利用が減少する傾向、という分析です。たしかに調査が実施された2025年の夏は非常に気温が高く、「端末が熱くなりそうな余計な負荷がかかる処理はスマホでなるべくしたくない」と考えたユーザーも多かったのかもしれません。

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今回の調査はあくまでも「SynClub」というAIチャットアプリの利用状況を示すもので、直ちに「AIの利用率」などと結びつけられないことには注意が必要です。とはいえ、公開されたデータは複合的な影響を仮説として立てるヒントにもなり、非常に興味深く面白い調査であると感じました。HiClubによる「SynClub」を軸とした調査はどれも斬新な切り口で、引き続き今後の同社の情報発信にも要注目です。
●出典:AIチャットアプリ「SynClub」都道府県別ランキングレポート(HiClub)
https://note.com/synclub/n/nb5b83aee5073
HiClub株式会社
URL:https://www.hiclub.jp/
2025/09/26
