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雑誌を通じて時代を作ってきたマガジンハウス
マガジンハウスは1945年に凡人社として設立され、1954年に平凡出版、1983年にマガジンハウスと名前を変えて続いてきました。雑誌「平凡」から始まり、「anan」「POPEYE」「BRUTUS」「Casa BRUTUS」「クロワッサン」「Tarzan」「Hanako」「&Premium」など、時代を象徴する多くの雑誌や書籍・デジタルコンテンツを世に送り出して人気の出版社となっています。

雑誌の歴代表紙を鑑賞できる展示も登場
イベントのコンセプトは「銀座から世界へ」です。80年にわたる雑誌文化の過去・現在・未来を体感でき、世界のカルチャーシーンに向けて新たなムーブメントを発信する場となることを目指しています。銀座駅コンコースから直結しているB2Fのフロアで展開されるのは、「マガジンハウスのA to Z」です。「A」から「Z」までのキーワード別に、マガジンハウスの創業の歴史から時代の区切りとなる大きな変化をもたらした出来事、未来への取り組みまで紹介されます。貴重な資料の展示や会場でしか楽しめない動画の上映、音声コンテンツなどにも注目です。
「マガジンハウスの80年表紙展」というプログラムは、会場の地下階から屋上をつないだ1本の「縦のプロムナード」をギャラリーに見立てて展開されます。「平凡」や「POPEYE」などの象徴的な雑誌の歴代表紙を鑑賞することが可能です。

©マガジンハウス

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目玉となる特別展示「村上隆と村上ハウス」
B1Fでは人気漫画のポップストアが展開される「マガジンハウスショップ」、1Fのエントランスでは雑誌編集部がプロデュースした企画が並ぶ楽しいスペースを楽しむことができます。「もしもし、BRUTUS」というコーナーは、雑誌「BRUTUS」とGoogleのAI・Geminiによる新プロジェクトの “もしも「BRUTUS」と話せたら” を体感できる興味深い場です。また、3FではCasa BRUTUSの特別展示として「村上隆と村上ハウス」が繰り広げられます。「Casa BRUTUS」10月9日発売号の特集と連動したエキシビションです。「マガジンハウス博」は一部を除いて基本的には無料で楽しむことができますが、この「村上隆と村上ハウス」は有料イベントとなっています。

中央:村上隆氏が顔を描いたマガジンハウスのロゴ
右:マガジンハウスのロゴを立体化した〈村上ハウス〉のロゴ〈村上ハウス〉は、「M」の文字と家を合体させたマガジンハウスのロゴを立体化し、実際の家を作り上げた村上隆氏のアート作品です。設計は、建築系スタートアップのVUILDが手掛けました。村上隆氏と村上隆二氏(ロバート 秋山竜次氏)による “兄弟ユニット” のMMブラザーズが参加し、村上隆氏の家と村上隆二氏の家という2棟が制作されています。さらに、村上隆氏のシグネチャーである「お花」をVUILDのデザインでポリゴン化した〈お花ハウス〉も登場予定です。

©Takashi Murakami/Kaikai Kiki Co., Ltd. All Rights Reserved.* * * * * * * * * *
■期間:
2025年10月10日(金)~10月25日(土)
■開催場所:
Ginza Sony Park(銀座ソニーパーク)
東京都中央区銀座5-3-1
■問い合わせ先:
株式会社マガジンハウス
url. https://magazinehouse80th.jp/
