【目次】
【1】<Event Area>東京都・渋谷区
「RUN RUN HORSE 杉山ユキの遊べる年賀状」展
~子どもも触って楽しめるような干支のカードの展示~
杉山ユキ氏は武蔵野美術大学を卒業し、広告/パッケージデザイン/商品開発など幅広い仕事に取り組んでいるアートディレクターです。ミラノサローネや21_21 DESIGN SIGHTなどの展覧会にも参加し、D&AD/NYADC/CES Innovation Awardsなど数々の賞を国内外で受賞しています。
「遊べる年賀状」は、2013年の巳年にスタートしました。「大人だけでなく、子どもも触って楽しめる干支のカード」を目指している作品シリーズです。紙を折ったり切ったり、別の素材と組み合わせたりしながら、「遊んでも飾っても楽しい」それぞれの年の干支のカードが制作されています。
「RUN RUN HORSE」には、2026年の干支の午(うま)が「ランラン楽しそうに走る」の意味が含まれており、会場では「RUN RUN HORSE」をメインに同シリーズの作品がまとめて展示されます。「RUN RUN HORSE」のグリーティングカードも会場限定で販売予定です。
期間2025年12月1日(月)~2026年1月16日(金)開催場所株式会社竹尾 青山見本帖
東京都渋谷区渋谷4-2-5 プレイス青山 1FURLhttps://www.takeo.co.jp/finder/mihoncho/#aoyama
【2】<Event Area>三重県・菰野町
「こわくて、たのしいスイスの絵本展」
~スイスを代表する絵本作家3名に注目した展示~
エルンスト・クライドルフは、「花のメルヘン」や「バッタさんのきせつ」など、植物や昆虫を主人公にした絵本を創作した画家です。
ハンス・フィッシャーは、「こねこのぴっち」や「ブレーメンのおんがくたい」などの作品で有名です。日本では絵本作家として広く知られていますが、絵本のみならず版画や舞台美術や壁画などでも幅広く活躍しました。3人の子どもの父親で、彼の作品のいくつかは子どもたちのための手作り絵本から生まれています。
フェリックス・ホフマンは、代表作の「おおかみと七ひきのこやぎ」などで知られる作家です。彼の作品もまたハンス・フィッシャーと同様に、もともと自分の子どもにプレゼントするための手描き絵本として誕生しています。グリム童話やスイスの伝説を題材としたユーモラスかつほの暗い作風も特徴です。
今回の展示では、3名による初版リトグラフや原画、手描き絵本など約160点が紹介されます。会場のパラミタミュージアムは2023年3月にオープンし、企画展はもちろんパラミタガーデンで自然とアートの調和もあわせて楽しめる空間です。
三重郡菰野町大羽根園松ケ枝町21-6URLhttps://www.paramitamuseum.com/
【3】<Event Area>長野県・小布施町
「傑作!北斎漫画」
~知る・楽しむという2つの観点で北斎漫画を紹介~
「北斎漫画」は1814年(文化11年)に永楽屋東四郎によって出版され、北斎が没した後の1878年(明治11年)に十五編が刊行されたことで完結しました。初編の序文によると、もともとは北斎が名古屋を訪ねた際に、門人の牧墨僊宅に逗留して描いた300図余の下絵であったと伝えられています。
今回の展覧会の特徴は、「知る」と「楽しむ」という2つの観点から「北斎漫画」を堪能できることです。「北斎漫画」を「知る」展示では、「北斎漫画」がどのような経緯で出版されたのかが解説され、作中に描かれたイラストの検証や海外への影響なども含め、「北斎漫画とは何なのか」が紐解かれています。
「楽しむ」展示は、「北斎漫画」に描かれた多彩なイラストを用いて展開されます。「北斎漫画」には約3,900図のデザインが描かれていると言われており、そこにはユーモラスで風変わりなものも数多く含まれています。人々の生活の様子や動植物や風景はもちろん、変顔のような楽しいイラストにも注目です。
さらに今回は、2024年に「Digital×北斎」で披露された「龍」「鳳凰」「男浪」「女浪」の高精細複製画も北斎館で初展示されます。株式会社アルステクネの独自の技術で再現された北斎の精緻な描写を楽しめる作品です。
長野県上高井郡小布施町大字小布施485URLhttps://hokusai-kan.com/
【4】<Event Area>東京都・千代田区
「交響詩篇エウレカセブン20周年記念展」
~ボンズ制作の人気SFロボットアニメの設定資料を展示~
「交響詩篇エウレカセブン」は、ロボットアニメにボーイ・ミーツ・ガールを掛け合わせた作品です。アニメーション制作をボンズが手掛け、2005年から2006年に全50話で放送されました。
作品の舞台は、スカブ・コーラルと呼ばれる謎の大地と、トラパーと呼ばれる目に見えない未知の粒子に満ちた惑星です。退屈な毎日を送っていた少年レントンが、美少女エウレカと人型ロボットのニルヴァーシュと出会い、空賊集団のゲッコーステイトにメンバーとして加わることから物語が展開していきます。
本展では、名台詞や名場面とともにストーリーを振り返るコーナーや、撮影を楽しめるフォトスポットも用意されました。ニルヴァーシュの立像や歴代の遊戯機も展示されます。
作品のファンには嬉しいグッズ販売も充実の内容です。本展オリジナルの描き下ろしイラストを用いたグッズが登場し、Tシャツをはじめとするアパレルからキーホルダー、アクリルスタンドのようなコレクターズアイテムまで多彩なグッズがラインナップされています。
期間2025年12月12日(金)~2026年1月4日(日)開催場所有楽町マルイ 8F イベントスペース
東京都千代田区有楽町2-7-1URLhttps://cb-event.net/e7_exhibition
【5】<Event Area>東京都・渋谷区
「藤本タツキ17-26」EXHIBITION
~チェンソーマンやルックバックで人気の漫画家の原点~
取り上げられている作品は「庭には二羽ニワトリがいた。」「佐々木くんが銃弾止めた」「恋は盲目」「シカク」「人魚ラプソディ」「目が覚めたら女の子になっていた病」「予言のナユタ」「妹の姉」です。これらは藤本タツキ氏が17歳から26歳の間に描いた読み切り作品で、「藤本タツキ短編集17-21」および「藤本タツキ短編集22-26」に収録されています。2025年に「藤本タツキ 17-26」として、6つのスタジオと7名の監督によってアニメ化されました。
一例として、「庭には二羽ニワトリがいた。」では宇宙人との戦争に敗北した人類のその後が描かれていたり、「佐々木くんが銃弾止めた」では担任の先生を守るために銃を持った暴漢に立ち向かう男子高校生が描かれていたりと、独自の世界観が繰り広げられています。藤本タツキ氏の「原点」も垣間見ることができるような作品群です。
展示会の来場者には、入場特典としてオリジナルカードがプレゼントされます。全8種のデザインが用意されており、どの絵柄になるかは選べずにランダム配布です。
期間2025年12月13日(土)~2026年1月12日(月・祝)開催場所西武渋谷店 B館 4F 特設会場
東京都渋谷区宇田川町21-1URLhttps://www.kyodoprinting.co.jp/lp/event/fujimoto_tatsuki_short_story_exhibition
【6】<Event Area>香川県・丸亀市
猪熊弦一郎展「夢をならべている」
~昭和を代表する洋画家の “何ものにもとらわれない絵画” ~
©公益財団法人ミモカ美術振興財団昭和の時代に70年以上にわたって作品を描き続けた画家・猪熊弦一郎氏(1902~1993年)の作品を紹介する展覧会です。特に80歳を超えて制作された作品に注目した展示が繰り広げられます。
猪熊弦一郎氏は1902年に香川県高松市で生まれ、1921年に上京しました。本郷洋画研究所や東京美術学校(現在の東京藝術大学)の西洋画科の藤島武二教室で学び、1926年には帝国美術院第7回美術展覧会に初入選します。1927年に東京美術学校を中退した後も精力的に活動し、活動の拠点をフランスやニューヨークへと移しながら創作活動を続けました。晩年は東京とハワイの両方にアトリエを構え、1980年には勲三等瑞宝章を受章しています。
長い画業生活の中で画風を変化させてきた猪熊氏が、80歳を越えて制作したのは「具象も抽象も区別なく描いた形が共存する絵画」でした。「形はすべて面白く美しいバランスでできている」と考え、さまざまな形を共存させた作品です。本展ではこのような「何ものにもとらわれない絵画」を鑑賞者自身の自由な解釈で楽しむことができます。
会場では1つの展示室だけでなく、1Fのエントランスから2F・3Fの展示室へと立体的に広がっていく空間が作り上げられていることも特徴です。猪熊氏のおおらかな作品世界を体感できる構成となっています。
©公益財団法人ミモカ美術振興財団期間2025年12月13日(土)~2026年2月15日(日)開催場所丸亀市猪熊弦一郎現代美術館
香川県丸亀市浜町80-1URLhttps://www.mimoca.jp/
【7】<Event Area>東京都・渋谷区
meru個展「HOUSE OF VINYL」
~レコード盤の上に直接描かれるボブヘア少女の作品~
meru氏は日本のサブカルチャーやバンドミュージックに影響を受け、日常に潜む感情の揺らぎや切なさを表現しているクリエイターです。
同氏はこれまでにも、京都の大型フェスをはじめ、全国各地の音楽フェスで公式グッズのアートワークを担当してきました。現在は音楽業界を中心に、YouTuberや芸人や声優など、ジャンルを超えて活動の幅を広げています。
今回の個展で披露されるのは、破損/汚れ/スクラッチなどの理由で使えなくなったレコード盤の上に絵を直接描く「ヴァイナル作品」です。数十点の作品が展示される予定で、会場ではキービジュアルの背面に描かれているような作品やオリジナルグッズの販売も実施されます。
会期中には、会場での作品やグッズの2,000円(税込)以上の購入者に特典のノベルティーをプレゼントする企画も用意されています。なお、作品やグッズはHMV&BOOKS onlineでも販売予定で、会期中にどうしても会場を訪れることができない人も購入は可能です。
期間2025年12月19日(金)~2026年1月16日(火)開催場所Bankrobber LABO
東京都渋谷区宇田川町36-2 HMV record shop 渋谷 2FURLhttps://www.hmv.co.jp/
【8】<Event Area>東京都・中央区
「大カプコン展 ―世界を魅了するゲームクリエイション」
~東京会場では新たな展示やグッズも登場~
本展は、ゲームの開発者たちによる企画書や原画、ポスターやパッケージなどのグラフィックワーク、体験型コンテンツなどが惜しみなく披露される内容です。東京会場では、「ストリートファイター」「ロックマンX」「ブレス オブ ファイア」「ヴァンパイア」「ファイナルファイト」「ジャスティス学園」「逆転裁判」など、多くの人気シリーズから選定された未公開を含む手描きのラフスケッチが新たに展示されます。
東京会場では、新たなグッズも数多く登場する予定です。「展示内容に即した思い出の一品になるようなグッズも用意したい!」という発想で制作されており、一例として「プロジェクションマッピング(春麗/ダンテ)」の展示を角度によって絵柄が変わって見えるレンチキュラーで再現したポストカードなどがあります。
期間中には、会場内に併設されたカフェ「CREATIVE MUSEUM TOKYO CAFE」で、「大カプコン展Food Festival」も開催されることが決まりました。カプコンのゲームやキャラクターにインスパイアされた多国籍なオリジナルメニューを楽しむことができます。
©CAPCOM
東京都中央区京橋1-7-1 TODA BUILDING 6FURLhttps://daicapcomten.jp/
【9】<Event Area>東京都・渋谷区
「昭和100年パッケージ展」
~“もしも昭和が続いていたら” を考えるデザイン展~
2025年は、もしも昭和が続いていたら100年目にあたるメモリアルイヤーです。本展で紹介される現代のデザイナーの作品は公募で集められており、募集のお題は「あなたが考える昭和をパッケージで表現してください」というものでした。作品からは、現代の解釈によるパラレルワールドのような「もう1つの昭和」が感じられ、さらにこれからの未来へも想いを馳せることができるようなユニークな展示となります。
関連イベントとして、会期中の12月26日(金)の18:30~20:30には「100年企業クロストークセッション」と題した記念講演も実施される予定です。創業から100年以上も続く企業のインハウスデザイナーたちが集まり、昭和の時代を生き抜いた商品にまつわるエピソードや時代の流れに対する変化、これからの100年に向けた考えなどが語られます。参加には事前申込が必要で、12月1日(月)よりJPDAのWebサイトにて申し込みを受付中です。
期間2025年12月23日(火)~12月30日(火)開催場所渋谷ヒカリエ 8/COURT
東京都渋谷区渋谷2-21-1 渋谷ヒカリエ 8FURLhttps://www.jpda.or.jp/
【10】<Event Area>東京都・立川市
「リサ・ラーソンの作り方 展」
~楽しいワークショップも体験できる展覧会~
リサ・ラーソン氏は、20世紀の北欧デザインの巨匠であるスティグ・リンドベリ氏(1916~1982年)に見出され、陶芸製作会社のグスタフスベリ社で活躍しました。1980年にフリーランスとなってからは、数多くのクライアントと仕事をしています。動物をモチーフとした愛らしい作品が魅力で、スケッチから生まれた猫のキャラクター「マイキー」などが人気です。
本展の第1部では「見る」「知る」のセクションが展開され、スケッチや作品のほかに実際にスウェーデンで使われていた道具類も展示されます。制作風景の映像や完成したプロダクトも含め、まさに生産過程を「見る・知る」ことができる展示です。
第2部は「私だけのリサ・ラーソンを『作る』」と名付けられており、会場の大きな空間でさまざまなワークショップに参加できます(一部有料/事前予約制)。日本の窯元で製作された「リサ猫」の陶器に模様をつけたり、「マイキー」に模様をつけたりと、ものづくりの楽しさを体験できる企画です。サンドアートボトル体験やぬり絵などもあり、本格的な制作体験から親子での気軽なアート体験まで楽しむことができます。
東京都立川市緑町3-1 GREEN SPRINGS W3棟 2FURLhttps://play2020.jp/* * * * * * * * * *
今回の記事では、2025年の冬休み期間に楽しめる多彩なアート・デザイン系イベントを詳しく紹介しました。伝統的な名作や芸術家の代表作を味わえる展覧会から、現代の最先端のトレンドを反映したクリエイターの展示まで、幅広いジャンルをカバーしています。どの企画も個性豊かで魅力が満載です。年末年始の長期休暇を利用して、ぜひスケジュールをじっくり計画し、寒い季節でも心から温まる芸術体験を味わいながら充実した時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。











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