【目次】
圏外でも家族や友人と “つながる” ための機能
携帯電話通信やWi-Fiの圏外における衛星経由での接続は、これまではあくまでも緊急事態のみでの使用を想定したものでした。今回、日本でも既に提供されている緊急SOSや「探す」機能での利用に加え、新たに「圏外にいる時でも家族や友人とつながり続けるために役立つ機能」としての意味が加わります。ユーザーはiMessageとSMSでテキスト/絵文字/Tapbackの送受信が可能です。ユーザーが圏外でメッセージを送ろうとすると、最も近い衛星に接続するように促されます。衛星経由で送信されるiMessageはプライバシーにも配慮されており、エンドツーエンドで暗号化される仕組みであるため、送信者と受信者のほかには誰にも読まれる心配がありません。
衛星経由のiMessage利用には一定の無料期間を提供
Appleの衛星機能は、対応モデルでアクティベーションの後に2年間は無料で利用できます。衛星経由の緊急SOSの提供が開始された2024年7月30日(火)より前にデバイスをアクティベーションした場合は、機能の提供開始の時点から無料体験が始まっているかたちです。また、iPhone 14やiPhone 15のユーザーが2025年9月9日(火)の日本時間で16:00より前にデバイスをアクティベーションしていた場合には、衛星機能への無料アクセスがさらに1年延長されます。この衛星通信接続を提供するのは、Globalstarとその関連会社です。衛星経由のSMSメッセージは対応する通信事業者で利用でき、株式会社NTTドコモやソフトバンク株式会社が既に対応を発表しています。
URL:https://www.docomo.ne.jp/info/news_release/2025/12/09_00.html
URL:https://www.softbank.jp/corp/news/press/sbkk/2025/20251209_02/
試しに使ってみて学べる「衛星通信接続デモ」
衛星通信への接続方法は、デモを通じて試してみて学ぶことが可能です。iPhoneでは、「設定」の “アプリ” → “メッセージ” → “衛星通信接続デモ” をタップして実行できます。事前の準備としては、電波が届かない場所へ出かける前に「iMessage」をONにしておくことが必要です。また、衛星経由でのメッセージは空への視界が開けて地平線が見えるような理想的な条件下では30秒ほどで送信されますが、そうでない場合には通常より時間がかかる場合もあります。
衛星経由のメッセージ機能は、先行して実装されていたアメリカ/カナダ/メキシコに続き、日本は4番目の導入国となりました。近年ではiPhoneの機能は米国などでの実装に遅れて日本で開始されることも珍しくありませんが、衛星関連の機能は導入が難航することも予想されたため「日本での登場は思ったより早かった」というのが個人的な印象です。なお、重要な注意点として、緊急時に関しては今回追加された「衛星経由のメッセージ」を利用するのではなく、従来からある「衛星経由の緊急SOS」を使って緊急通報サービスにテキストを発信することが呼び掛けられています。
Apple
URL:https://www.apple.com/jp/
2025/12/12











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