株式会社セルシスは、ペイントソフト「CLIP STUDIO PAINT Ver.5.0」の提供を、2026年3月に開始することを発表しました。「スマートシェイプ」や「3Dハンドモデル」をはじめとした多数の機能が追加され、作業中に復元用のデータが逐次保存されるようになるなど操作性も向上します。


【目次】

注目機能の「スマートシェイプ」と「3Dハンドモデル」

「CLIP STUDIO PAINT」の大型バージョンアップとなるVer.5.0では、2025年のアップデートで追加されてきた機能に加え、数多くの新機能が追加されます。一部の機能は、既にサブスクリプション契約ユーザーには先行して提供されています。

Ver.5.0の目玉の1つとなるのは「スマートシェイプ」です。ペンやブラシからツールを切り替えることなく、質感を維持したままで整った直線・曲線や図形を描画できるようになります。作画のスピードとクオリティを向上させるために役立つ機能です。

セルシス、「CLIP STUDIO PAINT Ver.5.0」の提供を2026年3月に開始
3D関連の機能強化では「3Dハンドモデル」を使えるようになります。高品質な手の3Dモデルを参考にでき、手の作画に役立つ機能です。ハンドポーズ素材やハンドスキャナーで素早くポージングができ、キャラクターデザインに合わせて自由に形状も調整できます。

セルシス、「CLIP STUDIO PAINT Ver.5.0」の提供を2026年3月に開始

復元用データの逐次保存などユーザー目線での改善

本バージョンではインターフェイスも改善されており、ツールアイコンを選択して関連するパレットを展開できるようになります。「サブツール」は「ツール」に統合され、名称の複雑さが解消されました。

また、作業時に保存しないままアプリが終了するトラブルに備えて、復元用のデータの逐次保存も行えるようになります。「編集操作ごとに復元情報を記録する」というオプションが用意され、意図せずアプリが落ちてしまった場合には、再起動時に終了前のキャンバスの状況を読み込んで復元させることが可能です。復元情報は、作品に上書きするか、破棄するかを選べます。

セルシス、「CLIP STUDIO PAINT Ver.5.0」の提供を2026年3月に開始
そのほかにも、ぼかし品質の改善や塗りつぶしの高速化といった各種の描画性能の向上に加え、3Dモデルのグループ化や非表示レイヤーの一括削除、日々の作業時間のグラフ表示などの操作も行えるようになります。
変形機能の改善やカラープロファイル設定の最適化も実施されており、シンプルモードにはパペット変形/3D頭部モデル/サブビューが追加されるなど、充実のアップデート内容です。

利用状況ごとに異なるVer.5.0の導入方法

Ver.5.0からの新規ユーザーは、「年額・月額利用プラン」で契約したり、無期限版を購入したりすることで利用できます。無期限版のDL販売価格は、「PRO」が6,900円(税込)、「EX」が28,900円(税込)です。パッケージ販売も予定されており、そちらは「PRO」が9,240円(税込)、「EX」が38,720円(税込)となります。

セルシス、「CLIP STUDIO PAINT Ver.5.0」の提供を2026年3月に開始
既に「年額・月額利用プラン」や「アップデートプラン」で契約中のユーザーは、現在の契約のままでVer.5.0やそれ以降に追加される機能の利用が可能です。Ver.4.0以前の無期限版を利用しているユーザーは、「アップデートプラン」や「優待バージョンアップ」を契約・購入することで、Ver.5.0を利用できるようになります。

セルシス、「CLIP STUDIO PAINT Ver.5.0」の提供を2026年3月に開始
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「CLIP STUDIO PAINT」のVer.4.0へのメジャーバージョンアップは2025年3月に実施されており、予定通りに年1回の大型バージョンアップが実施されることになりました。特に「スマートシェイプ」は、多くのユーザーから期待されていた機能です。なお、Ver.5で作成したClipファイルはVer.4以前の「CLIP STUDIO PAINT」で開くこともできますが、Ver.5で搭載された新機能を使って編集した部分などは以前のバージョンでは編集できない場合もあることには注意しましょう。

株式会社セルシス
URL:https://www.clipstudio.net/ja/

2026/02/05

セルシス、「CLIP STUDIO PAINT Ver.5.0」の提供を2026年3月に開始
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