Appleは、ノートブックの新機種「MacBook Neo」を発表しました。「MacBook Air」よりも安く、各99,800円(税込)~の価格で購入できるエントリー向けの製品です。
既に予約受付が開始されており、Apple Store直営店やApple製品取扱店での販売は2026年3月11日(水)にスタートします。

【目次】

4色のカラバリが用意されたエントリー機

Appleのノートブックには、かつてiBookやMacBookといった親しみやすい廉価版モデルがありました。その後、エントリーモデルの役割はMacBook Airへと引き継がれますが、2022年あたりを1つのきっかけとして値上がりが加速していきます。現在では13インチが184,800円(税込)~、15インチが219,800円(税込)~という「誰でも気軽に購入しやすいモデル」のイメージからは少し遠い存在になってしまいました。

そのような中で、今回Appleが新たに投入してきた製品が13インチの「MacBook Neo」です。学生や小規模ビジネスの経営者、初めてMacを使うユーザーなどを意識し、各99,800円(税込)~の手頃な価格が実現されています。しかも、学生・教職員価格であれば各84,800円(税込)~とさらに購入のハードルが下がる1台です。

Apple、「MacBook Neo」を3月11日(水)に発売 〜税込10万円以下から購入できる新しいノートブック〜
本体カラーバリエーションにはシルバー/ブラッシュ/シトラス/インディゴの4色が用意されました。ブラッシュは柔らかなピンク、シトラスは爽やかなイエロー系で、いずれも淡めのトーンとなっており、2021年に刷新されたiMacのカラー戦略に近い方向性を感じさせます。

Apple、「MacBook Neo」を3月11日(水)に発売 〜税込10万円以下から購入できる新しいノートブック〜
Apple、「MacBook Neo」を3月11日(水)に発売 〜税込10万円以下から購入できる新しいノートブック〜
落ち着いた色を好むユーザー向けには濃紺のインディゴがあり、一般的なMacの洗練されたイメージのモデルにはシルバーがあることからも、「MacBook Pro」や「MacBook Air」と比べると選択肢の幅広さが特徴です。

Apple、「MacBook Neo」を3月11日(水)に発売 〜税込10万円以下から購入できる新しいノートブック〜
Apple、「MacBook Neo」を3月11日(水)に発売 〜税込10万円以下から購入できる新しいノートブック〜

Mac製品では初めてA18 Proチップを採用

手頃な価格を実現できた大きな理由は、Apple A18 Proチップを採用していることです。Aシリーズのチップは本来、iPhoneiPadなどに用いられているモバイル製品向けチップで、これまでMac製品に採用されたことは1度もありませんでした。ちなみにA18 Proチップは、世代的には「iPhone 16 Pro」に搭載されているチップとなります(GPUコア数などは異なります)。

「MacBook Neo」のA18 Proは、6コアCPU(2つの高性能コア+4つの高効率コア)、5コアGPU、16コアNeural Engineで構成されています。
メモリ帯域幅は60GB/sです。当然ながら、上位モデルとなった「MacBook Air」のM5チップと比べると見劣りする部分はありますが、「過剰な性能よりも手に取りやすい価格を優先したい」と考えるユーザー層のニーズに応えた、既存の枠組みにとらわれない英断と言えるでしょう。

Apple、「MacBook Neo」を3月11日(水)に発売 〜税込10万円以下から購入できる新しいノートブック〜

インターフェイスは非常にシンプルなミニマル構成

13インチのLiquid Retinaディスプレイは、解像度が2,408×1,506(219ppi)、輝度が500ニトで、10億色表示とsRGBカラーがサポートされています。筐体はアルミニウム製で、本体サイズは29.75(幅)×1.27(高さ)×20.64(奥行)cm、重量は1.23kgです。

Apple、「MacBook Neo」を3月11日(水)に発売 〜税込10万円以下から購入できる新しいノートブック〜
インターフェイスは、USB Type-Cが2基と3.5mmヘッドホンジャックです。USB Type-Cは1基がUSB 3仕様(最大10Gb/s)、もう1基がUSB 2仕様(最大480Mb/s)となっています。充電もUSBポート経由で行う設計です。また、USB 3仕様のポートはDisplayPort 1.4の役割も果たし、最大4Kネイティブ解像度/60Hzの外部ディスプレイの接続にも対応します。

Apple、「MacBook Neo」を3月11日(水)に発売 〜税込10万円以下から購入できる新しいノートブック〜
さらに本体には、1080p FaceTime HDカメラや、デュアルスピーカーサラウンドシステムが搭載されています。内蔵スピーカーは、ドルビーアトモスの音楽またはビデオ再生時に空間オーディオ対応です。

Apple、「MacBook Neo」を3月11日(水)に発売 〜税込10万円以下から購入できる新しいノートブック〜

ストレージ容量が異なる2モデルでのラインナップ

本体に積載されているメモリは8GB固定で、SSDは256GBと512GBの2種類から選べます。価格は256GBモデルが各99,800円(税込)で、512GBが各114,800円(税込)です。なお、512GBモデルは、Touch IDによる指紋認証を使えるようになるという違いもあります。
上位機種のような細かなカスタマイズ性は備えていませんが、その分だけラインナップがシンプルで選びやすい点は好印象と言えるでしょう。

Apple、「MacBook Neo」を3月11日(水)に発売 〜税込10万円以下から購入できる新しいノートブック〜
ワイヤレス通信機能は、Wi-Fi 6EとBluetooth 6がサポートされています。バッテリー駆動時間は最大16時間のビデオストリーミングまたは最大11時間のワイヤレスインターネット利用が可能です。製品には、20WのUSB電源アダプタと、1.5mのUSB充電ケーブルが同梱されています。

Apple、「MacBook Neo」を3月11日(水)に発売 〜税込10万円以下から購入できる新しいノートブック〜
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A18 Proチップの搭載は、一見すると性能面で時代を逆行しているようにも感じられ、「それならモバイル環境はiPhoneやiPadで済ませれば良いのでは?」と考えるユーザーも多いかもしれません。しかし、それでも「モバイル用途でmacOSをそのまま使える」というのは、意外にメリットが大きいものです。特に、気軽に使えるサブ機を求めるクリエイターや、将来的にデスクトップ環境でもMacを活用していきたい若年層にとっては、嬉しい選択肢の広がりとなりました。筆者は個人的に「久々にAppleらしい遊び心・チャレンジ精神の片鱗を感じさせる魅力的な製品だ」との感想を抱きました。

Apple
URL:https://www.apple.com/jp/

2026/03/06

Apple、「MacBook Neo」を3月11日(水)に発売 〜税込10万円以下から購入できる新しいノートブック〜
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