◆綾野剛、荒井晴彦監督を即フォロー
荒井監督の長年の念願だった吉行淳之介氏による芸術選奨文部大臣受賞作品を映画化した本作。過去の離婚経験から女を愛することを恐れる一方、愛されたい願望をこじらせる40代小説家の日常を、エロティシズムとペーソスを織り交ぜながら綴っている。
原作のどこに惹かれたのかと尋ねられた荒井監督は「ちょっと言いづらいんですけど、言わなくちゃダメなのかな」とコメントして会場の笑いを誘い、マイクオフで荒井監督の回答を聞いた綾野は「確かに非常に…(笑)。荒井さんでも思いを文体にするのは難解なものかもしれません」と吐露。しかし「とあるシーンがあって、なかなか…その…なかなか本領発揮できない瞬間があるんですね。その本領発揮できないときにどうしようかと悩んだ末にとあるものを見つけるんですけど、とあるものを見つけたら何故か本領発揮できる気がしてきたというか、奮い立たされたというか。実際に起立したというか」と監督の思いを代弁し、即座にフォローしてみせた。
◆荒井晴彦監督、綾野剛を称賛「俺よりも役について考えてくる」
自身が演じる矢添克二というキャラクターについて聞かれた綾野は「面白い人だなって思います。初めに脚本読んだ時に、セリフに行動や表情や感情がすべて書かれていたので、いかに表情とか肉体的表現でセリフを邪魔しないかっていうことをとても意識しました」と演じる上で意識した点を口に。
続けて「その当時(1969年)の映像とかまだ見れるものがあったりして、すごく出力の高い、言葉に力があると言うか、勘高いまでは変なんですけど、これってマイクの性能でローが拾えていなくてハイが強くなってるんじゃないかなと予想した時に、矢添の声っていうのはややラジオボイスのような拡声器のようでな感じで、セリフを丁寧に編んでいく際に、声にあまり抑揚をつけないっていうところで、監督と相談して『そういう方向でいきましょうか』ということになりました」と発声でこだわったポイントも打ち明けた。
さらに、荒井監督は綾野について「俺よりも役について考えてくる役者」と感じたそうで「俺はあまり何も言わないので、代わりに綾野がコーチをしてくれたり、田中さんとの会話が(マイクを通して)聞こえたことがあったんだけど、『あの人のOK点がわからない』って言っていた」と裏話を交えて明かすと、荒井組初参加の田中は「本当に何もおっしゃらない方なので、本当に大丈夫なのかなっていうところはありました」とコメント。
加えて、綾野は「大体ワンシーン、ワンカットで撮るんですよ。
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