◆尾崎匠海、共演者に感謝
尾崎は、本作の主演を務める俳優・國村隼について「本当にお優しくて」と口に。共演を振り返り「結構早めに撮影が進んだりしてて、めちゃくちゃ喋る機会っていうのも(なくて)、合間で喋ることしかできなかったんですけど」と前置きし、「長い台詞があった時に、俺が出てこなかった時があったんですよ。気持ちでいきすぎて」と明かした。続けて「その時に國村さんが『気持ちから出ないとよくないよ』って言われて、優しさを持って俺と接してくれましたし、自分も俳優としてありがたい存在でした。勉強、勉強でしたよ。本当に。スタッフさんも含めて全員」と語っていた。
演じるうえで意識したことについては「夢を1回諦めているというか、そういう役だったので。今それこそ同い年とかの人が、夢に挑戦したいけどできてない人ってたくさんいて。友達にも、最近上京して夢を目指してきたりした人たちがいたので。できるだけ、そういうみんなと話したり、そうすることによって役の理解が深まるかなと思って」と口に。「この期間はずっと友達と夢の話をすることが多かった気がします」と回想した。
◆尾崎匠海「どっちどっち?って言いながらやっていました」
役名と自身の名前が同じことについては「『匠』の漢字があるじゃないですか。俺も一応『匠』が入ってて、同じ漢字だし、俺はその後に海があるんですけど、親近感がありましたね」と明かし「(撮影を)やっているときに、スタッフさんに『たくみは』って言われるんですけど、どっちどっち?って言いながらやっていましたよ」とにっこり。役と自身の違う面については「俺も結構ポンコツではあるんですけど、役の匠の方がポンコツなんじゃないですかね。おっちょこちょいなので。あの子(笑)」と語っていた。
ピアノを教える役であることについては「上手い役っていうのもあったので、人一倍ピアノとは向き合わないといけないと思って、合間に結構やってましたね」と告白。「お仕事で韓国に行ったりしてた時期もあったりしたんですけど、その合間で、事務所にピアノがあったので。練習室に。そこでお仕事が終わったあとに、2時間~3時間くらいやってました。それじゃないと間に合わなくて。それぐらいの勢いでやってましたね」と明かした。
◆國村隼主演「ドビュッシーが弾けるまで」
本作は、最愛の妻を失い、人生の時間が止まってしまった主人公・渡会喜一郎(國村)と、ピアノの才能を持ちながらも夢を諦めた青年・佐々木匠(尾崎)が偶然出会い、ピアノとウイスキーをきっかけに心を通わせ、互いの人生を奏で直していく奇跡を描いている。
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