◆瀬戸康史、“浮気男”演じる心境
橋本は役柄について「10年以上一緒にいるパートナーに裏切られるといいますか。よそで子どもを作られてしまって。1話では基本的に晃平と高野さんの視点でいろいろ描かれているんじゃないかなと。そのなかであっちゃんは割と平和に幸せに過ごしていると思うんですけど、ここからどんどんあっちゃんが追い詰められていくので(笑)」とコメント。「その先の彼女が選んだ選択だったり、晃平と2人で作っていく関係性だったり、高野さんが1人で、または晃平という存在とともに歩んでいく別の道だったり。リアルだし、自分自身もそうですけど、年齢的にも割と切実な問題というか現実が描かれているなって、すごく思ったり」と見どころを語った。また「あっちゃんは恋愛感情というものが人よりも少し薄くて、そもそも恋ってなんだろうとか。私は晃平を好きなのかな・愛してるのかなとか、そういう感情についても、すごく複雑な感情を、渡辺ペコ先生独自の切り口で開いて抉って描いているので。ぜひ最後まで見ていただきたいなと思います」とも語っていた。
演じた晃平について、瀬戸は「申し訳ございません(笑)」と発言。比嘉が「謝罪会見じゃない」と笑顔でつっこみを入れると、瀬戸は「役ですから。皆さん、すごい目で僕を見ないでください(笑)。
改めて晃平について瀬戸は「優しいって言っていいのかな。全部が言い訳みたいになりそうで、なんて言っていいのか分からないんですけど、彼はこういう事が起きました・起こしちゃいましたってなったときに、一瞬逃げようって考えたのかもしれないですけど、彼なりに向き合おうって思っていたところは、僕は偉いなというか、彼を褒めてあげてもいいところなのかなと思っていて」とコメント。「今後さらに、彼がどういう行動をとって信頼を取り戻せるのか戻せないのか、そして高野さんとの決着はどうするのか。僕は6話まで見たんですけど、本当に面白い作品だと思います」とも話していた。
◆瀬戸康史、橋本愛から褒められる
この日はキャストがお互いに質問する一幕もあった。橋本は瀬戸について、同じ熱量で涙を流す芝居を何度もしていたことを絶賛して、どうやって同じ感情を保っていたのか聞かれた瀬戸は「コツとかは特になくて、本当にあっちゃん大好きっていう気持ち一本」「思い出してもちょっと泣けてくるくらい」「あっちゃん大好きっていう気持ち一本でやってましたね。あのシーンは」と振り返った。
自身が泣く芝居をする場合、どうするのか聞かれた橋本は「逆に、1回使ったらなくなっちゃうんですよ。
◆橋本愛&瀬戸康史W主演「にこたま」
本作は、東京・谷中にある弁当屋「よねすけ」で働く浅尾温子(橋本)と、その恋人で特許などに関する手続きをクライアントに代わって行う弁理士の岩城晃平(瀬戸)、そして晃平の同僚で一度だけ関係を持ってしまう弁理士の高野ゆう子(比嘉)、それぞれが人生の岐路に立ち、迷い、流され、意地を張りながら、「家族のかたち」にたどり着く姿を描く。(modelpress編集部)
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