◆上田竜也、撮影中の忘れられない出来事とは
迷彩服を着用して登場した石井は「私にとってこの作品は、すごく挑戦的な役柄でした。なので、この挑戦が多くの人の勇気になったり、悩みを抱える人の背中を押すことができるようにと思いながら演じました」と笑顔。出演が決まった時の心境を尋ねられると「原作を読ませていただいて。ストレートな悩みをポップに描いている、すごく魅力的な作品で。ハルちゃんという主人公が一喜一憂しながら、いろんなことに向き合いながら、突き進んでいる姿にすごく惹かれたので、この役を演じたい・挑戦したいと思いました。原作が35歳設定なんですけど、今回は30歳に変更して撮影させていただいたんですけど、一喜一憂していくハルちゃんの少女らしさと、悩みに触れたときの大人っぽさとのギャップをどう演じようかっていうのをたくさん考えながら、役作りしていました」と振り返った。
役作りでベースの練習も重ねたという上田は「最初にお話を聞かせていただいたときに、新鮮だなと思って。自分がこういう役をやるのは。割と今までは、悪党みたいな役どころが多かったんですよ(笑)。俺こういうのあるんだと思って、まず新鮮・面白そうだなと思ったのが1つ」と回想。そして「王子っていう役もそうなんですけど、小説を読めないんですよ。文字を読めないんですよ。
王子と上田のイメージについて、石井は「そのまんまでした(笑)。やっぱり最初は怖いし、(笑)、クールな人なのかなって思っていたけど、実際にお話しすると対等に立って喋ってくれるし、優しいし。王子もそういうギャップがあるから、ハルはどんどん惹かれていくんだろうなと思っていたので、そのまんまだ!と思って。(王子に)ぴったりでした」とコメント。上田は「一番最初の時から、石井さんとご一緒させていただいて。1か月ちょいだったんですけど、ちょっとずつ心を開いてくれるのは、やっぱり嬉しかったですね」と振り返り、石井の印象については「ギャップがめちゃくちゃよかったです」と笑顔で話していた。
撮影中のエピソードについて、石井は「とにかく台詞量。会話劇がたくさん繰り広げられるんですけど、ずっといっぱい喋ってたなっていう印象で。毎日台詞に追われていて、空き時間もみんなでずっと台詞合わせしてたり。
このシーンの撮影について、石井は「どんな感じですか?っていうオドオド感もなく、監督に『これやって』って言われたら、『分かりました』って。『手の位置この辺』って言われて『分かりました』って、淡々とされてたから、いつもやってるのかなって」と笑顔を見せて、上田は「びっくりしました。それを聞いた時。忘れられない(笑)。
◆石井杏奈主演「聖ラブサバイバーズ」
ひうらさとるによる同名漫画を映像化した本作は、大好きな推しと結婚したのにセックスゼロの新婚生活に悩む主人公・相澤ハル(石井)と、人気バンド・サフラジェットシティのベース担当でハルの夫・王子和弘(上田)が、悩み・葛藤・欲望に真っ向から向き合う姿を通じて、自分に正直に生きることの意義をリアルに描く、結婚というハッピーエンドのその先の、愛と性の冒険譚。この日は共演する佐津川愛美、山谷花純、そして原作者・ひうらさとる氏も出席。司会は松澤亜海アナウンサーが担当していた。(modelpress編集部)
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