◆八木莉可子、作品から影響受ける「前向きになれた」
本作は、ファッションの最高峰であるフランス・パリのオートクチュールデザイナーとして活躍した森英恵さんの生誕100周年を記念して制作されたドラマ。森さんの「知られざる青春時代の物語」を描く。英恵を演じる八木は「演じさせていただいて、すごく前向きになれたというか。作品の中でも、『明日には明日の日が照るんだから』っていうような台詞が印象的なものとしてあったりするんですけど、(自分は)結構気にしいで。お仕事とかで、今日はこれダメだったなとか、すごくくよくよ気にしちゃう性格なんですね」とコメント。「そういった時に、明日に明日の日が照るんだって、少し切り替えられるようになったというか。失敗しても、ここからその失敗を糧にして頑張っていこうというような。すごくお仕事に対しても、日々生きている中でも、前向きになれるようになった気がします」と影響を受けたことを明かした。
夫の賢を演じる中島は「昭和真っただ中の、戦後間もない日本において、男性が一歩下がってっていうスタイルの夫婦があったんだなっていうのは、正直ちょっと驚きでした。今でこそ、それがユニバーサルになっていますけれども、素晴らしい考えをお持ちの方だなと。それによって、森家はバランスが取れていたんだなっていう。そこは本当に裏方に徹していた方なんだなっていうくらい、森賢さんを演じさせていただくうえで、資料とかをいろいろ探そうと思ったんですけど、本当に出てこないんですよ(笑)」と回想。
「脚本家の方が、実際の息子さんにご取材したりっていうことで、台本に書かれていますけど、本当にドキドキしました。全然出てこないんです。だから逆に言うと、それだけ裏方にしっかり徹して、自分はプロデューサー・経営みたいな感じでやられていた、その一歩下がる精神みたいなものは、なかなか…『俺が育てたんだよ』みたいな感じに出たくなるじゃないですか(笑)。それが(ないのが)素晴らしいなって。日本人らしいと言いますか、モデスト(控え目な)部分があったんだなという感じ」と語った。
◆八木莉可子&中島裕翔、互いの振る舞い称賛
そんな中島について、八木は「リアル賢さんといいますか(笑)。現場でも本当に明るく、さらっとフォローしてくださるんですね。例えば、撮影の前にちょっと自分の中で台詞を練習して、一人で台詞を言っている時とかに、さらっと隣に立って賢さんの台詞を言ってくださるんですよ。一緒に読み合わせしてくださって。一人でいたときに、さらっと入ってきてくださって。そのジェントルマンさと、すごく『やっていますよ』っていう感じを出さずに気づかいしてくださるのが、本当にたくさん助けていただいて。その姿が本当に賢さんと重なるというか。
初共演の八木について、中島は「どんなに撮影現場が大変だろうが、遠かろうが、寒かろうが、文句ひとつ言わないで、嫌な顔一つもせず、ずっとこの明るいエネルギーを持ったまま現場にいらっしゃっていて。あと実は私、年始にインフルエンザにかかりまして(笑)。体調を崩したんですよ。それ明けの撮影の時に、まだ寒かったんですよね。僕が衣装とかも寒い場合もありますから、『ダウンとか大丈夫ですか?』って言ったら、『いや、逆に大丈夫ですか?』ってすごく気をつかってくれて(笑)」とコメント。
気丈さとピュアさがあるとしたうえで「ドラマの中にも出てきますけど、なぜ衣装デザイナーになりたいって思ったかっていうきっかけですよね。彼女が若い頃に読んだ本だったりっていうところで、目指すきっかけになっているシーンがあるんですけど、そこから世界に羽ばたくまでのエネルギー。ピュアじゃないと、純粋にこれが好きだっていう気持ちがないと、できないと思うんですよ。それはもともと八木さんの要素の中にあるんだなという感じがして。その姿を見て、自分は森賢さんとして演じられたんではないかなという風に。いただくことがすごく多かったので、本当に助けていただいて。
◆中島裕翔、撮影中のハプニング告白
中島の印象を聞かれた八木は「お優しいだけじゃなくて、現場をすごく明るくしてくださるんですね。私も初日とかは結構緊張していて、ドキドキして口数が減っちゃう時とかもあったんですけど、中島さんが現場のスタッフさんとかも盛り上げてくださるというか。一回、キューを出されるのを助監督さんが忘れられて」と回顧。
「その時に中島さんが『キュー出してよお』って、ちょっとおどけた感じでおっしゃっていて。そこで『キュー出してよ』って言ったら、現場もちょっとピリッとしますが、そこで一気に現場の空気が和んだというか。それが初日の方だったので。お芝居だけじゃなくて現場も引っ張っていってくださるんだなと思って。私はおんぶにだっこ。
このエピソードについて、中島は「それがすごくかっこよくできていたらいいんですけど、初日に近いシーンで、コーヒーを渡すシーンがあったんですけど、緊張し過ぎて、ばたばたって、こぼしちゃってました(笑)。あれは恥ずかしかったなあ。自分も実は緊張していたっていう。頑張ってた(笑)」と明かしていた。
自身の仕事観について、中島は「基本的なことですけど、コミュニケーションを取るようにはしていますね。さっきおっしゃってくださっていたんですけど、実は自分も緊張しいなところも実はあるんだけど、それを逆に紛らわせるために、自分からちょっと明るくするみたいな瞬間って、人間にはあるじゃないですか。そのエネルギーをスタッフさんだったり、周りの共演者さんだったりに派生していくと、自然と輪ができるという感じがして。やっぱり、総合芸術なので。こういう作品を作るに当たって、いろんな部署の方がいろんな力をそれぞれ出してやっているので。
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